Record China 2019年7月10日(水) 9時40分
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中国上海市の路上で日本人女性が大型犬にかまれ重傷を負った事件について、大型犬の飼い主が「責任が全部私にあるわけではない」と話していることが分かった。
中国上海市の路上で日本人女性が大型犬にかまれ重傷を負った事件について、大型犬の飼い主が「責任が全部私にあるわけではない」と話していることが分かった。9日付で人民日報が伝えた。
6日午後6時半過ぎ(現地時間)、女性が14歳の娘と一緒に自宅付近を散歩していたところ、前方から来た大型犬が突然飛びかかり、左腕にかみついた。飼い主が水を与えたり、縄を引っ張ったりしてようやく放した。医師によると、傷口は複数あり、最大で10センチほどの重傷だったという。
飼い主は男女で、事件当時、男性が小型犬を、女性が大型犬を散歩させていた。女性をかんだ大型犬は、ロープにつながれていたが、口輪は装着されずに飼い主が手に持っていた。上海市の条例では、大型犬に口輪を装着していない場合20元(約315円)以上200元(約3150円)以下の罰金に処されるという。
また、犬種はロットワイラーで同市の条例で個人飼育が禁止されている「烈性犬」だったと報じられていたが、飼い主は「ロットワイラーではなく雑種。登録証もある。ワクチンも打っている」と説明している。
飼い主は「大型犬を飼う手続きは正式なもので、飼育方法も全く問題はなかった」「車検に通った車が事故を起こしたようなもの。車検に問題があって私の車が事故を起こした。だが、責任は私にはない。関係機関が道に出ることを許可したのだ。それと道理は同じこと。私が飼っている犬が問題を起こしたら私が責任を負うべきだが、この犬を飼って良いかどうかは私に保証する能力はない」などと主張した。
また、この大型犬はこれまで人をかんだことはなく、普段は口輪を付けていて水を飲む時だけ外していたとも説明した。(翻訳・編集/北田)
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