中国政府、TPP加盟を検討中と認める=経済構造転換の契機となる可能性も―中国メディア

Record China    2013年6月1日(土) 12時28分

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31日、中国広播網は記事「米国が中国のTPP加盟を打診、中国の経済構造転換の刺激となる可能性も」を掲載した。TPPで農業市場の開放や労働条件の厳格化が迫られることが経済構造転換の契機となる可能性もあるという。写真は海南省の農家。

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2013年5月31日、中国広播網は記事「米国が中国のTPP加盟を打診、中国の経済構造転換の刺激となる可能性も」を掲載した。

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30日、中国商務部の瀋丹陽(シェン・ダンヤン)広報官は記者会見で、現在、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入のメリットとデメリット、可能性を摸索して研究していると発言した。

フランシスコ・サンチェス米商務省次官(国際貿易担当)が16日、日本を訪問中に「TPPは閉じられたクラブではなく、オープンなプラットホーム。米国はより多くの国が参加することを歓迎する」と発言したことを受けての回答となった。

中国社会科学院世界経済・政治研究所の瀋驥如(シェン・ジールー)研究員は、TPPは労働条件、環境保護、知的所有権などで厳格な制限を課されるため、中国は最終的に加盟することはないと米国は考えていると指摘。しかし巨大な経済力を持つに至った中国を排斥することは米国にとっても得策でもないと指摘した。

一方で、TPPに加盟すれば、農業市場の開放や労働条件の厳格化、国有企業に対する規制を迫られることで、中国の経済構造転換が加速する契機となる可能性もあるとコメントした。(翻訳・編集/KT)

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