Record China 2019年8月5日(月) 14時20分
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愛知県で開催中の「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由・その後」に出品された慰安婦少女像の展示が中止されたことを受け、少女像を制作した韓国人アーティストのキム・ウンソンさんが心境を語った。写真は韓国の慰安婦追悼碑。
愛知県で開催中の「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由・その後」に出品された慰安婦を象徴する少女像について、愛知県は「脅迫や抗議があった。円滑な運営のための決断」として3日限りで展示中止を決定した。これを受け、少女像を制作した韓国人アーティストのキム・ウンソンさんが韓国・ニュース1に心境を語った。
ニュース1の5日付けの記事によると、キムさんは「実行委員側の説明と異なり、展示会場で日本人たちは成熟した態度で(少女像を)観覧していた」とし、「(慰安婦問題に対して)心から謝罪したり、涙を流して少女像を抱きしめたりするなど、作品を丁寧に見て共感してくれた」説明した。その上で「警備の人数も多く、本当に脅迫を受けたのなら警察を呼ぶか、脅迫した人を探し出してテロ犯として通報すれば済むこと。何の努力もせずに展示を中止するのは理解できない」と指摘。さらに「個人的には彼らが計画した手順を踏んだように思える」とし、「総監督は少女像がこういう作品だと知りつつ展示を決めたのに、自民党所属の極右政治家らの圧迫に屈服した」と主張した。
また、主催者側は「一方的に展示中止を知らせてきた」といい、これについてキムさんは「軍事独裁政権で行われていたようなことが起きた。日本は文化芸術を愛好し、礼儀正しい社会だと思っていたが、今回の行為によりそうでないことが反証された」と批判したという。
これを見た韓国のネットユーザーからも「日本は民主主義国と言えない」「日本には表現の自由というものがないようだ」「日本は独裁国家レベルにまで落ちてしまった」「日本は今の現実をよく見るべき。これが日本人の誇る日本なの?」「良心のない社会は滅びる」など厳しい声が上がっている。
一方で「反日をあおるのはもうやめて。日本植民地時代の被害者は慰安婦だけじゃない」「慰安婦像を使って日韓関係を壊そうとしないで。未来のために」など、少女像の展示に否定的な意見も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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