中国は強大になればなるほど不安を感じている―英紙

Record China    2013年6月10日(月) 7時30分

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5日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国は強大になればなるほど不安を感じていると報じた。写真はミャンマーとの国境を守る中国雲南省の国境警備部隊。

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2013年6月5日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国は強大になればなるほど不安を感じていると報じた。7日、環球時報が伝えた。

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中国を強力無比な大国とみている人々にとって、この国は隣国を虐げ、世界中の資源をかっさらう存在に見えるだろう。しかし中国政府自身はむしろ不安に駆られているのだ。第一に中国には友人が少ない。中国は14の国家と隣接しており、その国境線は2万2000平方キロメートルに達している。しかも隣国はいずれも中国とは微妙な関係にある国ばかりだ。

さらに問題なのは、歴史的に見て中国は今ほど外部に依存したことはない。1990年代半ばまで中国は基本的に自給自足を達成していた。しかし今では他国の石油や大豆などに依存している。それら海外の商品がなければ中国は高成長を実現することはできず、また民衆の日増しにふくれていく期待も満足させることはできない。そしてもう一つ、中国の政治指導者は海外の問題ではなく国内の問題に精力を注いでいるが、国内では中国経済の改革という極めて困難な課題に直面している。

もちろん中国自身も自らが強大な力を得たことには気づいている。習近平(シー・ジンピン)国家主席は米中が「新たな大国関係」を築くべきだと呼びかけたが、豪胆でなければこのような提案はできないだろう。ただしこれだけは注意しておくべきだ。中国は強大でまったく隙がない。世界がそう思っていても中国自身の見方は正反対だ。強大になればなるほど、中国は不安を感じているのだ。(翻訳・編集/KT)

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