<中国人が見た日本>日本人はなぜ中国人の前で「日本はダメだ」と言うのか?

Record China    2013年6月9日(日) 20時55分

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6日、鳳凰網の元編集長で記者の喬海燕氏は「真実の日本とは何か?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。資料写真。

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2013年6月6日、鳳凰網の元編集長で記者の喬海燕(チャオ・ハイイエン)氏は「真実の日本とは何か?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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文化大革命の時代、たぶん1975年頃だったと思うが、当時の中国代表卓球選手、荘則棟(ジュアン・ザードン)のスピーチ資料を目にした。その資料によると、荘則棟は日本で開催された試合に参加し、高橋さんという日本人選手と仲良くなった。荘選手は高橋選手に「社会主義体制下でスポーツができるわれわれはとても幸せだ」と話し、中国の素晴らしさを力説した。すると高橋選手は「日本はダメだな」と一言。荘選手は高橋選手のような人が日本はダメだというのだから、そうなのだろうと考えたという。

何日か前に、私は日本の新井一二三という女性作家へのインタビュー記事を読んだ。そのなかで新井氏は「日本はダメだ」という言葉は使わないものの、そのように受け取れる発言をしていた。私は別に日本が良いとかダメだとかにこだわるつもりはない。ただ、高橋選手や新井氏が中国人の前で日本がダメだというような発言をしたことに注目している。

日本人が話す「日本はダメだ」と中国人が話す「日本はダメだ」には大きな違いがあると私は思う。「日本はダメだ」と言った日本人の心の中には「将来の日本は今よりもっと良くなってほしい」という願いや希望が存在しているからだ。

尖閣諸島問題で日中関係が悪化したことから、中国の大手メディアは日本の研究者や野党を次々と訪問。彼ら全員が日本政府のやり方を批判していたため、中国メディアは「日本人自身が批判しているのだから、日本政府は間違っている」という理屈を披露した。これはあくまでも「希望的観測」にすぎず、あまりにも短絡的な思考だが、ニュース報道でよく見かける切り口でもある。(翻訳・編集/本郷)

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