日本の記者を笑わせた中国報道官の切り返し―中国メディア

Record China    2019年7月23日(火) 15時50分

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22日、環球網は、中国外交部の定例記者会見で耿爽報道官が日本人記者に対して「この前ちゃんと答えられなかった借りを返そう」と自ら進んで情報提供する一幕があったことを報じた。

2019年7月22日、環球網は、中国外交部の定例記者会見にて耿爽(グン・シュアン)報道官が日本人記者に対して「借りを返す」やり取りがあったと報じた。

記事によると、22日の会見の中で日本の記者が「21日に香港で起きた囲い込み事件についての声明で、中国政府は珍しく『最も強い憤りと非難』という言葉を用いたが、中央政府は新たな措置を講じるのか」と質問した。

これに対し耿報道官は、声明を発表した部門に具体的な質問をするよう促す一方で「わが国は事態の発展に伴って反応をするはずだと思う。反応の度合いは事態の深刻さに比例する。一国二制度に抵触するような行為は絶対に容認できない」と回答した。

耿報道官はさらに、質問をした記者に対して「あなたは香港の問題について質問したが、実は私はサンマの問題について『借り』を返そうと思う」と発言。「私は先週質問を受けた際にその場で回答できず、関係当局から情報を得ることを約束した。この件で聞きたいことはまだありますか」と逆に質問を促した。

そして記者が「もし新しい情報があればぜひ」と求めると、耿報道官は今月16~18日に東京で行われた北太平洋漁業委員会の年次会議に中国代表団が出席して協議に参加したこと、中国が責任ある漁業大国として各国との意思疎通や協力を強化する意思を持っていることを紹介した。

耿報道官の発言が終わると、日本人記者は「もう一つ質問があります」とさらなる質問をリクエストした。すると耿報道官は「クジラの話ではないよね?」と切り返し、記者の笑いを誘った。(翻訳・編集/川尻

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