仏産ワイン人気の中国、産地やブランド“一緒くた”の偽物横行=ラベルに混合記載―中国

Record China    2013年6月12日(水) 8時50分

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10日、経済発展に伴いワイン人気が高まる中国で、フランス産ワインの突拍子もない偽物が出回っている。フランス各地の有名産地、メーカー、ブランド名を一緒くたにラベルに記載したもの。写真は瀋陽で摘発された偽物ワインの製造拠点。

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2013年6月10日、参考消息(電子版)によると、経済発展に伴いワイン人気が高まる中国で、フランス産ワインの突拍子もない偽物が出回っている。フランス各地の有名産地、メーカー、ブランド名を一緒くたにラベルに記載したもの。仏ワイン業界関係者は「あまりに“創造的”で興味深い」と皮肉っている。

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ロイター通信が9日伝えたところによると、中国で見つかった偽物は、“自称”フランス製の白ワイン。よくよくラベルを見ると、メーカーは「ロマネ・コンティ」、ブランドは「シャトー・ラフィット・ロートシルト」、産地は「モンペリエ」と書かれていた。いずれもフランスに実在するものの、場所も製品も醸造業者もまったく別。ラベルは有名どころの名前を寄せ集めただけで、業界関係者の1人は「今まで見た中で群を抜く偽物ぶりだ」とあきれている。

急速な経済発展に伴い、中国ではワイン人気が急上昇。今では世界第5位のワイン消費国に成長した。欧州産有名ブランドワインの人気も高まる一方で、同時に偽物も横行。いわゆる「当たり年」のワインは、欧州での実際の生産量を上回る偽物が中国で流通しているという。当のラフィット・ロートシルト側は「我々が直面しているのは、中国人の“創造的な”姿勢だ」と皮肉っている。(翻訳・編集/AA)

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