Record China 2019年7月26日(金) 11時30分
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日本を訪れた中国人観光客一行が駐車場に4時間近く放置された問題で、中国経済網は25日、「同様のケースが他にもある」と伝えた。
22日、ツアー旅行で日本を訪れた25人の中国人観光客が、皇居の駐車場に4時間近くにわたり放置される事態が起こった。参加者の女性の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)への投稿で明らかになったもので、中国の旅行会社・北京青年旅行社が日本側の旅行会社への支払いを済ませていなかったことで、ガイドらが引き揚げてしまったという。
過去の報道では、同社のカスタマーサービス部門のスタッフは「問題があったことを認識している」と事実関係を認め、参加者らへの対応を検討中としていたが、中国経済網の記者が同社の管理部門に問い合わせると「状況は把握していない。この(スタッフの)返答が事実かどうかわからない」などと話したという。
記事によると、同社には過去に内部管理の問題や契約違反などで、当局からの指導が複数回入った。2018年末に北京市で発表された「旅行をめぐる民事訴訟」に関する報告では、同社は訴訟件数の多いトップ5に入っていたという。
記事は「特筆すべきは、このようなケースは今回が初めてではないことだ」とし、別のネットユーザーが「7月20日に日本から帰国したけど、旅行中に同じようなことがあった。午前10時にホテルを出発して、午後3時の飛行機に乗る予定だったが、中国の旅行会社の現地(日本の)旅行会社への未払いが分かり、途中のサービスエリアで荷物ごと降ろされた」と訴えていることを紹介した。
事情に詳しい王興斌(ワン・シンビン)氏は、「近年、海外旅行は需要も供給も急速に増えたことで、品質管理に穴ができている」と指摘。国内企業の管理体制の見直しを訴えている。(翻訳・編集/北田)
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