<台湾漁船銃撃事件>台湾とフィリピンによる調査が終了、近日中に公表=発砲した隊員の刑事告訴も検討―台湾

Record China    2013年6月14日(金) 16時3分

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13日、台湾漁船「広大興28号」の船員がフィリピンの沿岸警備隊による発砲で死亡した事件で、双方による調査結果がフィリピン司法省に送られ、近日中に公表されることとなった。資料写真。

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2013年6月13日、台湾・今日新聞網によると、台湾漁船「広大興28号」の船員がフィリピンの沿岸警備隊による発砲で死亡した事件で、双方による調査結果がフィリピン司法省に送られ、近日中に公表されることとなった。

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死亡した洪石成(ホン・シーチョン)さんに発砲した警備隊員を割り出したことや、漁船がフィリピンの巡視船に衝突していなかったことなどが明らかになり、フィリピン側は同隊員の刑事告訴も提案しているという。

フィリピン調査局のマンデス副局長は11日夜、近日中に調査結果を公表すると発表した。フィリピン紙・デーリーインクワイアラーによると、発砲したのは沿岸警備隊員で、台湾漁船に停船を命じたが、これに応じなかったためにエンジンに向けて発砲したとされていた。しかし、弾道を検証したところ、同隊員はエンジンの位置を把握していなかったことが分かり、「漁船が衝突してこようとしたので、射撃によって制止しようとした」という説明が成り立たないことが判明した。

調査報告書は12日付でフィリピン司法省に送付され、同省から大統領府に送られる。被害者の家族による訴状も同国政府に送付されている。台湾の法務部は近日中に記者会見を開いて調査結果を公表するとしている。フィリピン側は被害者家族に対し、フィリピン国内での告訴を提案しているが、加害者の身柄を台湾に引き渡すことはできないとしている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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