Record China 2019年7月31日(水) 9時50分
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28日、観察者網は、日本と韓国が軽空母の建造争いを繰り広げようとしているが、中国やロシアにとっては「全く意味がない」とする記事を掲載した。
2019年7月28日、観察者網は、日本と韓国が軽空母の建造争いを繰り広げようとしているが、中国やロシアにとっては「全く意味がない」とする記事を掲載した。
記事は、「韓国が強襲揚陸艦をベースとした軽空母の建造を宣言したとことが注目を集めた」と紹介。「すでに多くの強襲揚陸艦を持つ韓国は、空母化することでフェーズドアレイレーダーなどの高級装備を取り付け、高い航空支援および指揮能力を得ようとしており、この動きは日本がヘリコプター搭載護衛艦の『いずも』を軽空母に改造しようとするものと同じだ」と説明した。
そして、「日韓が“空母そっくり”な戦艦の競争から“軽空母”への競争へとレベルアップした」とする一方で、「残念ながら東アジアに位置する日本と韓国を待ち受けているのは地獄のような試練であり、両国が軽空母を就役させる頃にはロシアはF-35Bに負けないSu-57戦闘機を数十機有し、中国も最新ステルス戦闘機のJ-20をすでに大量配備しているはずだ」と主張している。
記事はまた、「陸上基地の飛行機が到達できない海域に強力な航空部隊を送るという点で大きな価値を持つ空母は、日韓両国にとって必ずしも必要ではなく、空母建造はメンツが最大の目的である」と分析。「両国が本当に欲しいのは、空母に搭載するF-35Bである」との見方を示した。
そのうえで、「日韓の軽空母は将来において大きな役割を果たすことはない」としならがも、F-35の拡散については「やはり頭が痛い」と指摘。「J-20の生産はSu-57よりも速いものの、F-35に比べると規模や速度であまりにも劣っている」とし、「中国は今後航空工業の規模を大々的に拡充し、J-20だけでなく戦場や貿易市場でF-35と張り合える第5世代戦闘機を開発し発展させなければならない」と論じた。(翻訳・編集/川尻)
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