Record China 2019年7月31日(水) 19時40分
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サッカー中国代表のFW武磊が中国国旗へのサインを断る一幕があった。中国メディア・中国体育の中国版ツイッター・微博アカウントが30日、伝えた。
サッカー中国代表のFW武磊(ウー・レイ)が中国国旗へのサインを断る一幕があった。中国メディア・中国体育の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントが30日、伝えた。
今年からスペインリーグのエスパニョールに移籍した武は、今月28日のシェフィールド・ウェンズデイ(イングランド)との親善試合に出場するため、英国内の空港に到着。出待ちをしていた中国系のファンらに迎えられると、ファンが持参したグッズやポストカードに次々とサインした。しかし、ある男性ファンが中国国旗の五星紅旗を差し出すと、「国旗にはサインできません」と丁寧に断った。男性が「(では)服に」と言うと「いいですよ」と言い、記念撮影にも応じた。
同日の試合に武はフル出場。試合終了間際の1点を追う場面でゴールを決める活躍を見せると、会場にはファンからの「ウー・レイ」コールが響き渡った。
国旗へのサインを断った武の対応は中国ネットで話題となり、微博の検索キーワードランキングでも関連ワードが一時、1位にランクインするなど大きな注目を集めた。中国のネットユーザーからは、「素晴らしい心がけだ」「真面目な性格が見て取れる」「彼はサッカーの腕前だけでなく、人格まで優れている」「彼こそ中国を代表するスターと呼ぶにふさわしい」「これこそが真の愛国心だ」などと、武の国旗を尊重する姿勢を高く評価するコメントが数多く寄せられた。
また、中国メディア・観察者網は31日付の記事で、「中国の国旗法の第19条によって、公共の場で国旗を故意に燃やしたり、汚したりする行為は刑事的責任に問われる」とも指摘している。(翻訳・編集/岩谷)
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