中国の宇宙旅行、将来的には実現可能―中国メディア

Record China    2013年6月19日(水) 9時13分

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17日、将来的に中国の一般人が観光客として神舟に乗船し、宇宙飛行士の暮らしを体験することは可能だろうか。資料写真。

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2013年6月17日、地球を離れて宇宙を遊覧し、壮大で美しい宇宙の景色を満喫する。これは人類の好奇心をそそる夢だ。有人宇宙船「神舟10号」は、中国有人宇宙飛行事業の新時代を切り開いた。将来的に、中国の一般人が観光客として神舟に乗船し、宇宙飛行士の暮らしを体験することは可能だろうか。専門家は、「中国が宇宙旅行を実施するための技術はすでに成熟しているが、宇宙旅行プロジェクトは有人宇宙計画に盛り込まれていない」と語った。京華時報が伝えた。

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中国宇航学会の専門家の厖之浩(パン・ジーハオ)研究員は文章の中で、「2015年以降、宇宙旅行が飛躍的に発展するだろう。英ヴァージン・ ギャラクティック社は低軌道旅行事業のスタートを予定しており、乗客はわずか20万ドル(約1900万円)で宇宙船『Space Ship Two』による宇宙飛行を体験できるようになる。米ビゲロー・エアロスペースと露オービタル・テクノロジーズの宇宙ホテルが、2020年までに営業を開始する。また、米露はさらに、月の旅行に関する事業を開始する可能性がある」と説明した。

中国航天科学技術集団公司上海八院を定年退職した専門家の陶建中(タオ・ジエンジョン)研究員は、「宇宙―地球往復輸送システムの主な用途は、軌道上の宇宙船に人・食料・水・気体・推進剤・実験設備・メンテナンス器材などの物資を輸送し、宇宙船から地球に人や物資を輸送することだ。宇宙の交通輸送から見ると、中国の宇宙旅行技術はすでに成熟している。将来的に、各種条件が満たされれば、一般人は宇宙飛行士のように神舟で宇宙に向かい、宇宙の美しい景色を満喫し、宇宙生活を体験してから、神舟で地球に帰還できるようになる」と語った。

しかし中国有人宇宙計画には現在、宇宙旅行プロジェクトが盛り込まれていない。陶氏は、「中国の有人宇宙事業の主な目的は、宇宙の神秘を探索し、さまざまな科学研究を実施することだ。経済力・科学技術力の向上に伴い、中国は今後より多くの有人宇宙船、輸送船、実験室を打ち上げ、2020年ごろまでに宇宙ステーションを建設する。中国の宇宙技術の成熟化、打ち上げ回数の増加に伴い、国が計画に盛り込めば、宇宙旅行は不可能とは限らない」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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