Record China 2013年6月19日(水) 18時40分
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18日、人民日報が伝えたところによると、有人潜水艇「蛟龍号」は現地時間17日午後4時30分頃、南シナ海―冷泉区の海底から母船の甲板に帰還した。写真は蛟龍号。
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2013年6月18日、人民日報が伝えたところによると、有人潜水艇「蛟龍号」は現地時間17日午後4時30分頃、南シナ海―冷泉区の海底から母船の甲板に帰還した。これは蛟龍号の初の試験的応用航行の、第1回潜水任務が順調に完了したことを意味する。今回の航行では4時間に渡る水中作業が実施された。現場総指揮者は、今回の潜水は予定されていた以上の成果を得ることができたと述べた。
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蛟龍号は18日に初の「乗客」、同済大学の周懐陽(ジョウ・ホアイヤン)教授を乗せて潜水した。
◆海底生物の発見、研究の重要な力に
蛟龍号の試験的応用航行の現場総指揮者である劉峰(リウ・フォン)氏は、「今回の潜水は技術的潜水であり、予定されていた以上の成果を得ることができた。まずは潜水艇の技術的状態が非常に安定的で良好であることを確認し、次に長基線測位システムの初の実験が大成功を収め、潜水艇が操縦どおり動くことが確認された。さらに潜水士の操縦技術を確認し、潜水艇で海底から300m以上の海底山脈に登頂した」と説明した。
劉氏は、「今回は技術的潜水であったが、有人潜水艇が同海域で冷泉区を探査するのは初のことで、多くのイガイやクモガニなどの海底生物を発見し、深海生物の共同体や冷泉区の研究に力強い支援を提供した」と語った。
蛟龍号は約1時間の潜水後、予定されていた作業エリアに到達した(深度約1400m)。蛟龍号はそれから4時間の水中作業を実施し、その間に4枚の写真を水面上に送信し、冷泉区の煙突状の炭酸塩岩およびイガイのサンプルを持ち帰った。
◆18日に初の乗客が潜水
現場指揮部は、17日夜に蛟龍号は18日に2回目の潜水を実施する予定だと発表した。そして予定通りに潜水が行われ、潜水エリアは17日と同じ冷泉区。2回目の潜水では国家深海基地管理センター操縦士の唐嘉陵(タン・ジアリィン)氏が操縦を担当し、中国科学院声学研究所の張東昇(ジャン・ドンション)氏が引き続き測位システムの実験を担当、そして周懐陽氏が蛟龍号に搭乗した初めての乗客となった。
18日の潜水は9時20分に開始し、15時56分に母船に帰還した。
蛟龍号の初の試験的応用航行は6月10日に開始され、113日に渡り3つの段階を経ることになる。第1段階は南中国海での測位システムの実験で、「南シナ海深海科学計画」の科学研究を同時実施する。これには海底生態系、生物、地形などの調査が含まれる。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)
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