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2007年4月17日、母親からの虐待により生後7日で人工飼育となったテナガザルの赤ちゃんが、無事満1か月を迎えた。南京市動物園では24時間体制で、国家1級保護動物であるこの赤ちゃんをそだてている。
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2007年4月17日、母親から虐待されていたテナガザルの赤ちゃんが、人工飼育されて満1か月になった。
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今年3月に南京市動物園のテナガザル館で、父二黒(アル・ヘイ)母二黄(アル・ホァン)の間に生まれたユエンユエン。母ザルはユエンユエンを産んだ後、精神的に不安定となり、赤ちゃんを乱暴につかんだり投げたりして育児放棄。飼育員は怪我をして泣き叫んでいた生後7日のユエンユエンを、母親から引き離した。その日からユエンユエンは人工飼育されることになった。
テナガザルは中国国家1級保護動物に指定されているため、動物園側はユエンユエンのために保育器を購入。専門家や飼育員たちが24時間体制で細心の注意をはらって育てている。1か月前は300グラムほどしかなかった体重も、今では750グラムに増え、毎日元気に遊んでいるという。(翻訳/編集本郷智子)
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