Record China 2013年6月20日(木) 11時40分
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18日、中国最高学府に数えられる北京大学や清華大学などの名門大学はこの時期、大学受験を控えた高校生たちがこぞって構内参観に来る。しかも、その構内は受験生による「合格祈願」の落書きだらけになっているという。写真は北京大学・未名湖畔の「花神廟」。
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2013年6月18日、中国最高学府に数えられる北京大学や清華大学などの名門大学はこの時期、“観光シーズン”と化する。大学受験を控えた高校生たちが夏休みなどを利用してこぞって参観に来るからだ。しかも、その構内は受験生による「合格祈願」の落書きだらけになっているという。北京晩報が伝えた。
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北京大学や清華大学は毎年、夏休み前後になると、先生に引率された高校生の団体旅行でにぎわう。その目的は志望大学の見学とともに、受験勉強の士気を高めることにある。両校とも構内参観は事前予約制になっており、参観者に対しては「大学は観光地ではなくあくまで教育機関であり、在学生の勉学の妨げにならないように」との注意も与えられる。
しかし、実際には、受験生たちは憧れの大学に来た興奮を抑えきれず、キャンパス内に入った後も大声で騒いだり、記念写真を撮ったりと、構内の静寂を大いに乱している。
さらに、大学の建築物や壁などに記念の落書きやサインを残す受験生たちも多い。北京大学のキャンパス内には未名湖という美しい人口湖があり、その湖畔には国の文化財(重要文物保護単位)にも指定されている建築群が並ぶが、そこさえも落書きだらけになっている。落書きはチョークや鉛筆、サインペンだけでなく、白の修正液を使って書かれているものもある。その内容は、「XXが好きだ」などの愛情宣言や、「北京大学よ、また必ずここに来るから」「北京大学に受かりますように」などの合格祈願までさまざまだ。
大学関係者は「参観者には、マナーの厳守だけでなく、落書きは絶対しないように注意している」と語っているが、効果は現れていないのが現実のようである。(翻訳・編集/HA)
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