Record China 2019年8月5日(月) 20時20分
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4日、中国日報は、今や世界一の規模を誇る中国高速鉄道の発展を現場で見てきた技術者のエピソードを紹介する記事を掲載した。資料写真。
2019年8月4日、中国日報は、今や世界一の規模を誇る中国高速鉄道の発展を現場で見てきた技術者のエピソードを紹介する記事を掲載した。
記事が紹介したのは中鉄第四勘察設計院の副チーフエンジニア・許克亮(シュー・カーリアン)氏だ。許氏は2009年に開通した武漢―広州高速鉄道の設計に携わった。記事は「たとえ作業で大きな試練に直面しても、あきらめようと思ったことはない」という許氏の言葉を伝えるとともに、同鉄道の成功には十数年前に許氏とそのチームが払った弛みない努力があったと伝えている。
許氏は2003年に同鉄道の首席設計師に任命されたが、このプロジェクトは地質が非常に複雑だったために困難を極め、外国の同業者からはプロジェクトに対する疑問の声も出ていたという。そんななか、許氏は40あまりの専門チームを率いて1000にものぼるテーマ研究を実施し、基地、橋、トンネル、制御システム、通信、保守システムなどを開発すべく、何日も徹夜をすることもしばしばあったとのことだ。
その努力の甲斐あって、同高速鉄道は1068キロあまりを最高時速350キロメートルで走り、従来の所要時間を6時間あまり短縮することに成功した。一方で許さんは当時作業に没頭したことによる椎間板ヘルニアの後遺症を今も抱えており、介助がないと部屋から出ることもままならない時があるという。
同鉄道の開通から10年、許氏は引き続き中国高速鉄道の建設に尽力しており、現在までに20あまりのプロジェクト設計を担当してきた。許氏は「今の高速鉄道は山、川、砂漠、高原を通るために設計されている。われわれの技術は今や世界をリードしている」と語った。(翻訳・編集/川尻)
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