南京大虐殺の生存者・周秀華さん、90歳で死去―中国

Record China    2013年6月20日(木) 12時10分

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18日、南京大虐殺における生存者の1人とされる周秀華さんが亡くなった。

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2013年6月19日、中国新聞社によると、南京大虐殺における生存者の1人とされる周秀華(ジョウ・シウホア)さんが18日午後10時ごろ亡くなったことを、周さんの孫が中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で明らかにした。享年90歳だった。

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秀華さんは家が貧しく、幼くして市内の周家へ嫁いでいった。南京が日本軍の手に陥落した当時、秀華さんは12歳、嫁いだ相手の周紹華(ジョウ・シャオホア)さんは17歳だったという。混乱を極める中、当時金陵大学があった「金銀街」に避難して、夫婦とも何とか難を逃れたという。

周夫婦は南京大虐殺に関して多くの証言を残しているが、紹華さんは2012年に亡くなっており、秀華さんも世を去った。侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館の朱成山(ジュー・チョンシャン)館長は「ここ数年で生存者の多くが亡くなっている。時間は待ってくれない」と話しており、生存者からの聞き取りが難しくなることが予想されている。(翻訳・編集/岡田)

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