一人っ子政策が増やす多胎児―湖南省長沙市

Record China    2007年4月18日(水) 12時3分

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2007年4月17日、湖南省長沙市の子ども病院で多胎児を対象にした無料の健康診断が行われた。一人っ子政策に対抗し、人工授精や排卵誘発剤により多胎児を欲しがるケースが増えていることが明らかになった。

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2007年4月17日、湖南省長沙市の子ども病院で、多胎児を対象にした無料の健康診断が行われた。参加した35組のチビちゃんたちはいずれも特に大きな問題はなく、すくすくと成長しているとのことだった。近年、人工授精や排卵誘発剤により多胎児が増えていることが明らかになっている。同院は、2002年から2006年までの4年間に367組の多胎児を取り上げ、双子344組、三つ子22組、四つ子1組だった。ところが今年はすでに48組に上ったという。

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一人っ子政策下の中国では妊娠の機会さえ制限されるため、一度のチャンスに双子を授かりたいと望む親は多い。人工授精や排卵誘発剤の使用により、希望通り多胎児を産む人が増えているのが実情だ。

同院の新生児科の高(カオ)主任教授は、多胎児は早産で生まれるケースが多いので、発育面でリスクが高いし、育児の経済的、精神的負担も大きい。多胎児はかわいいので欲しがる親も少なくないが、特別な理由がない限り、人工授精や排卵誘発剤を使用するべきでない、と警告している。(翻訳編集・WF)

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