元慰安婦死去、少女像展示中止…慰安婦問題が日韓の神経をとがらせる―中国メディア

Record China    2019年8月6日(火) 10時10分

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6日、中国紙・環球時報は、「元慰安婦死去、少女像展示中止…慰安婦問題が日韓の神経をとがらせる」と題した記事を掲載した。資料写真。

2019年8月6日、中国紙・環球時報は、「元慰安婦死去、少女像展示中止…慰安婦問題が日韓の神経をとがらせる」と題した記事を掲載し、ソウル在住の元慰安婦が4日に死去したこと、愛知県で開催中の国際芸術祭で従軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」の展示が中止されたことについて、日韓メディアの報道を引用する形で伝えた。

記事はまず、元慰安婦の死去について、「韓国でまた一人、元慰安婦がこの世を去り、生存者は20人になった」とした上で、韓国KBSの5日付報道を引用し、韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」が4日、ソウル在住の元慰安婦が同日午前に死去したと発表したこと、故人や遺族の意思に基づき、葬儀などの手続きは非公開で行われること、韓国女性家族部の陳善美(チン・ソンミ)長官が哀悼の意を示した上で葬儀費用を支援すると述べたことなどを伝えた。

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画「表現の不自由展・その後」で少女像の展示が中止されたことについては、「元慰安婦が死去したその前日、旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する平和の少女像の日本での展示が、開催からわずか3日で中止となった」とし、韓国・ハンギョレの5日付報道を引用して、愛知県の大村秀章知事が3日、テロの予告など脅迫電話が殺到しているという理由で展示の中止を発表したこと、少女像が日本の公共美術館に完全な姿で展示されるのは今回が初めてだったことなどを伝えた。

また、産経新聞の報道を引用し、自民党の保守系若手議員のグループ「日本の尊厳と国益を護る会」が2日、少女像の展示について「公金を投じて行われるべきものではない」などとする意見を表明したこと、少女像の展示中止を求めていた名古屋市の河村たかし市長が3日、展示中止を受け、展示は「日本の主張とは明らかに違う」とし、展示を決めた関係者に謝罪を求めたことなどを紹介した。

さらに、韓国・聯合ニュースの5日付報道を引用し、韓国文化体育観光部の金辰坤(キム・ジンゴン)報道官が同日の定例会見で、展示の中止について「極めて遺憾と考える」とした上で、「文化芸術の創作と表現の自由はどのような場合でも尊重されなければならない」「早期に正常化することを希望する」と述べたことも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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