上海ディズニーランド、「ダフ屋」消滅も次なる違法商売が登場!―中国メディア

Record China    2019年8月9日(金) 12時50分

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中国メディア・澎湃新聞の記者が、夏のピークを迎える上海ディズニーランドを取材。6日付の記事で伝えた。写真は上海ディズニーランド。

中国メディア・澎湃新聞の記者が、夏のピークを迎える上海ディズニーランドを取材。6日付の記事で伝えた。

記者は取材時、他の入場客らと一緒に列に並んでメインゲートから入場すると、まず初めにこれまで問題視されてきた「ダフ屋」の姿がなくなっていることに気付いたという。記事はこの理由について、「上海ディズニーランドがチケット購入の際に実名制を導入し、さらに警察と協力して『ダフ屋』の根絶に取り込んだから」と説明した。

一方で、「ダフ屋は抑え込んだが、警戒態勢は解かれていない」とも。5月以降、夏の繁忙期に対応するために警官を増員。早朝から深夜まで常にパトロールに当たっているという。パトロールに同行した記者は、「パーク内の警官は数十分に1度は入場客から迷子や落とし物の問い合わせを受けていた。また、この時期は毎日のように、熱中症になった入場客の救助も行っているようだ」と伝えた。

さらに、上海ディズニーランドでは最近、無許可で客にガイドサービスを行う違法商売が問題になっているという。記事は「そうした人物はネットで客を探し出し、個人ガイドや場所取り、列待ち代行、子どもの一時預かり、さらには食品のデリバリーなどといったいわゆる『VIPサービス』を売りつける。販売価格は数十元から数百元(1元は約15円)とさまざまだが、購入したとしても本当に同様のサービスを受けられるという保証はない」と指摘した。

記事によると、今年1月には同様のサービスに申し込んだ結果、3600元(約5万4000円)をだまし取られ、警察に通報した利用客もいたという。記事は、「ツアーガイド管理条例」の内容を引用し、「中国国内でガイド行為に従事する際は、ガイド許可証の発行を受けた上で旅行会社から委任・派遣されなければならない。無許可でガイドを行った場合は1000元(約1万5000円)以上3万元(約45万円)以下の罰金が課され、不当に得た収入も没収される」と説明した。

こうした違法行為に対して上海ディズニーランド側は、サービスやグッズを購入する際はオフィシャルサイトを通すよう強く呼び掛けている。(翻訳・編集/岩谷)

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