日本が韓国に初の輸出一部許可、文大統領の対日メッセージにも“変化”―韓国メディア

Record China    2019年8月9日(金) 13時30分

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9日、韓国・MBCによると、韓国政府が「ホワイト国」のリストから日本を除外する「対抗措置」の延期を決定した。写真は韓国大統領府。

2019年8月9日、韓国・MBCによると、韓国政府が「ホワイト国」のリストから日本を除外する「対抗措置」の延期を決定した。

韓国政府は8日、日本の輸出規制強化措置をめぐり関係長官会議と国政懸案点検調整会議を開いた。当初は日本を韓国の「ホワイト国」リストから除外する関連改正案を確定する予定だったが、「具体的な内容と推進日程をもう少し議論する必要がある」として延期した。これについて記事は「日本が輸出規制強化対象の半導体材料3品目のうち1つに対する輸出を初めて許可したことが影響を与えたとみられる」と指摘している。

また、文大統領の対日メッセージにも「変化が見られた」としている。文大統領は同日行われた国民経済諮問会議で「貿易報復は勝者のいないゲームになる」と日本側の責任を再確認しつつも「事態をもう少し見守ろう」との考えを示した。ただ韓国大統領府は、日本が輸出規制自体を撤回する動きを見せていないことから「日本の措置には相応の対応を取るという従来の立場に変わりはない」と強調したという。文大統領も「状況によって日本が輸出規制をしない可能性もあるが、それでも不確実さが残っていることが問題」と指摘したという。

これに韓国のネットユーザーからは「国民は国を守ろうと不買運動で日本と経済戦争しているのに。政府だけがひるんでしまった」「『日本に必ず勝つ』とあんなに強気だったのに?結局は何の対策も用意していなかったのでは?」「何をそんなに恐れている?韓国もホワイト国から除外し、事ごとに許可すればいいじゃん」など不満の声が上がっている。

一方で「政府は冷静によくやっている。国民は不買運動を引き続き頑張る」「腹が立つけど、日本と同じように対応すればいいということでもない」など支持する声も。

その他「自国民を傷つけないゲームをしてほしい」「素材国産化の努力を始めるいい機会にしよう」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

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