台湾の恩人に感謝状届く、阪神大震災の被災者女性から18年ぶりに―台湾メディア

Record China    2013年6月25日(火) 11時50分

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24日、1995年の阪神大震災で被災した日本人女性が、当時助けてもらった台湾人女性の行方を探して18年。ついに恩人女性の所在が判明した。資料写真。

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2013年6月24日、台湾紙・中国時報によると、18年前の阪神大震災で被災した日本人女性が、当時助けてもらった台湾人女性と18年ぶりに声の「再会」を果たした。中国新聞社が伝えた。

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被災者の女性は山城愛子さん。恩人の台湾人女性は日本人男性に嫁いだ張さん。張さんは20数年前から大阪に住み、山城さんとは仕事の関係で知り合った。1995年1月17日午前に発生した阪神・淡路大震災では、死傷者約5万人、数十万人が帰る家を失った。山城さんも被災者となり、親戚や友人の手助けが受けられない状況で、台湾人の張さん宅に身を寄せることに。ライフラインが復旧するまでの1カ月近く、張さんのお世話になったという。

その後、張さんは台湾に戻り音信不通になってしまった。山城さんは震災当時の恩を忘れることができず、その後3回も台湾を訪問。しかし、張さんの所在は分からず、ついには台北市長に手紙で事情を説明し、張さんへの感謝の手紙を託すことを決意した。

この手紙は台北市警察から士林分局天母派出所に回され、同派出所の劉光恒(リウ・グアンホン)さんが担当することになった。氏名を手がかりに調べると、張さんの住民票に変更があることが判明した。劉警官によると、山城さんが持っていた張さんの住所は間違っておらず、3回の台湾訪問の際に張さんがいつも不在だったため、「住所の間違いか、引っ越した」と山城さんが思い込んでしまった可能性が高いという。

「阪神大震災の時に、日本人のお世話をしたことがありませんでしたか?」という劉警官の問いに、張さんは驚きながら「はい、あの当時日本人の友人がいました」。山城さんの手紙を受け取った張さんは、そこにあった連絡先にすぐに電話をかけて、山城さんと声の「再会」を果たしたという。(翻訳・編集/本郷)

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