中国人観光客の動物愛護意識高まる、タイ「ゾウ乗り体験」「ゾウのショー」下火に―香港メディア

Record China    2019年8月15日(木) 21時0分

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13日、香港英字紙アジア・タイムズ・オンラインはこのほど、「中国人観光客は動物に優しいツアーを好む」とする記事を掲載した。資料写真。

2019年8月13日、中国紙・環球時報は、香港英字紙アジア・タイムズ・オンラインがこのほど、「中国人観光客は動物に優しいツアーを好む」とする記事を掲載したことを紹介した。

記事によると、8月12日の「世界ゾウの日」を迎えるに当たって発表された動物保護団体ワールド・アニマル・プロテクションのリポートは、タイの「ゾウ乗り体験」や「ゾウによるショー」が近年、中国人観光客の間で人気が下火になっていると指摘している。

同リポートによると、2014年から19年までに中国を含む16カ国・計4万人以上の観光客から回答を得たタイの野生動物ツアーに関する調査で、「ゾウ乗り」を体験した中国人観光客の割合は、16年の36%から19年は23%に減少したことが分かった。「ゾウのショー」を見た中国人観光客の割合も同様に44%から18%に減少した。

また、中国人観光客の84%が「野生動物は野生に住むべき」と答え、77%は「可能であれば野生動物を野生で見たい」とし、81%が「ツアーオペレーターは動物に苦痛を与える活動を避けるべき」と考えていることも分かった。

今年7月までに中国の15社を含む世界240の旅行会社が、提供する旅程から「ゾウ乗り体験」などの活動を削除している。

ワールド・アニマル・プロテクションが今年5月に発表した別のリポートによると、海外の野生動物ツアーに参加したことのある中国人観光客の90%以上が、野生動物に悪影響を与える可能性のある活動に反対を表明している。

ワールド・アニマル・プロテクションの中国オフィスの関係者は、「中国は野生動物保護に多大な努力をしてきた。人々の動物愛護意識が高まり、われわれは勇気づけられている。野生動物に優しいツアーが中国人の間でますます人気になっている」と述べている。(翻訳・編集/柳川)

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