Record China 2013年6月27日(木) 13時0分
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26日、中国科学院上海生命科学研究院計算生物学研究所の研究グループはこのほど、中国の漢族と日本人は外見などは似ているものの、遺伝子レベルでは比較的明確な差異が存在していることを発見した。写真は中国の大学生。
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2013年6月26日、中国科学院上海生命科学研究院計算生物学研究所の徐書華(シュー・シュウホア)研究グループはこのほど、中国の漢族と日本人は外見などは似ているものの、遺伝子レベルでは比較的明確な差異が存在していることを発見した。これらの研究結果は「医学遺伝学雑誌」(電子版)に発表された。中国紙・健康報が伝えた。
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研究グループは、DNAマイクロアレイ(細胞内の遺伝子発現量を測定する機器)を使用して、漢族と日本人の遺伝子の分析を行った。その結果、漢族と日本人は外見上・遺伝上では比較的似通った部分が多いものの、遺伝子レベルで見ると明確に区分できることがわかった。
研究グループは、両者間で発現量に大きな差のある遺伝子の存在を確認し、分析を通じてこれらの遺伝子が血液や生物学的特性と関連のあることを発見。また、一部の遺伝子が身長の差や疾病と関係していることなども発見した。しかし、基礎データの不足などから、現段階では具体的な関係やメカニズムについては確定できていないという。
専門家は「こうした研究は遺伝子の発現と遺伝的変異の関係の解明に役立ち、近縁種間の表現型の違いのメカニズム解明の手掛かりを提供することになる」と評価している。(翻訳・編集/HA)
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