Record China 2019年8月23日(金) 19時20分
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中国広東省深セン市の地下鉄に「ビジネスクラス車両」がお目見えして約3年になるが、インターネット上にはガラガラの車内を映した動画が複数アップされている。写真はビジネスクラス車両の乗り場。
中国広東省深セン市の地下鉄に「ビジネスクラス車両」がお目見えして約3年になるが、インターネット上にはガラガラの車内を映した動画が複数アップされている。もし日本にこのような車両が登場したら、どのような反応を呼ぶのだろうか。
全長約52キロ、空港駅など計18駅を有する深セン地下鉄11号線が開通したのは2016年6月のこと。導入されたビジネスクラス車両の運賃は通常車両(2~10元。約32~160円)の3倍の6~30元(約96~480円)で、車内にはおしゃれなデザインの4列シートが並ぶ。
では、深センのようなビジネスクラス車両が日本の地下鉄に導入された場合、利用者はどのくらいに上るのだろう―。レコードチャイナがツイッター上で「通常車両の3倍の運賃のビジネスクラス車両が日本にあったら利用しますか?」というアンケート調査を行ったところ、選択肢4つのうち最も多く選ばれたのは「疲れた時などたまに利用する」(48%)で、「高すぎるので利用しない」(33%)がこれに続いた。3位は「満員電車はうんざり。毎回利用する」(11%)、4位は「金持ち優遇はよくない!」(8%)だった。
地下鉄通勤しているという都内のある男性は「3倍の料金ですか?毎日は痛いですね」と話し、「たまに利用」を選択。ただ、男性は「ビジネスクラス車両の導入には賛成です。選択肢が増えることは良いことですし、特に大きなスーツケースを持って地下鉄に乗る観光客の需要は大きいのでは」とも指摘した。一方、「絶対に利用しない」という男性会社員は「何時間も乗るなら話は別ですが数十分程度なら混雑も我慢できます。座り仕事なので通勤の時くらいはむしろ立っていたい」とコメント。「無駄な出費はできるだけ省いて子どもに回したい」という考えがあるそうだ。
深センは1300万以上の人口を抱えており(18年時点)、11号線の利用者数(延べ人数)は18年9月が1203万8000人、10月は1294万6000人に上った。地元メディアによると、開通当時、ビジネスクラス車両の導入を支持したネットユーザーは約5割で、「必要なし」としたネットユーザーは約4割だった。支持派からは「ビジネスクラス車両の導入は市場ニーズに合わせた取り組みだ。選択肢が増えることは良いこと」などの声が上がったが、消極派からは「地下鉄建設の目的は渋滞緩和。さまざまなレベルのサービスを提供することではない」といった意見が寄せられたという。(取材・構成/藤井、野谷)
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