人民網日本語版 2019年8月21日(水) 19時20分
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中国初の独自育成したクローン猫「大蒜」は間もなく生後1カ月になる。
「『大蒜』と3年過ごしたが、病気で死んでしまった。今はクローン技術により、『大蒜』がまた私の元に戻ってきた。私たちは新しい生活を始める」。クローン猫「大蒜」の飼い主、黄雨さんが感激して語った。科技日報が伝えた。
「『大蒜』は今年7月21日に代理母猫の自然分娩により無事に誕生し、第3者機関によってクローン猫と認定された。子猫の現在の健康状況は良好だ」。希諾谷生物科技有限公司の米継東社長は19日、中国初の完全に独自育成したクローン猫の誕生を宣言した。
科学技術チームは卵母細胞の体外成熟培養条件、単為生殖活性化条件などを模索するプレ実験を経て、昨年8月にクローン猫の研究開発及び実験を正式に開始した。今回の代理母猫は胚移植から66日後に無事に出産した。「大蒜」は非常にかわいらしいブリティッシュショートヘアだ。
中国科学院動物研究所の陳大元研究員は「現段階のクローン技術の水準を考えると、『4匹の代理母猫が妊娠し、1匹のクローン猫出産に成功した』という成功率は比較的高い」と述べた。
中国農業大学動物医学院の施振声教授は、「猫の生殖・生理的特性は圧倒的多数の動物と異なる。猫は自発的に排卵する動物ではなく、少数の排卵誘発動物の一種であるからだ。その生殖周期は特別で、クローン技術が難しく、操作が厄介だ。今回のクローン猫の成功は、世界でも数少ない成功例の一つであり、中国がクローン分野で大きく前進したことを示している」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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