2019年8月25日、韓国・聯合ニュースによると、日本の対韓国輸出規制強化を受け韓国で大規模な日本製品不買運動が行われている中、「日本車だから」との理由でゴルフ場に止められていた車に傷をつけた50代の医師が逮捕された。

韓国警察は器物損壊の疑いで50代の医師を書類送検したと発表した。医師は同日午前9時30分ごろ、ソウル郊外の京畿道にあるゴルフ場に止められていたレクサス3台の運転席のドアに石で傷をつけた疑いが持たれている。医師と被害を受けた車の持ち主に面識はなかったという。

医師は警察の取り調べで「ゴルフをするためゴルフ場に行ったところ日本車が止まっていたので石で傷をつけた」と話したという。

韓国では先月23日、仁川南洞区のある商店街でレクサスを鉄パイプで破壊するパフォーマンスも行われていた。パフォーマンスに使われた車は、市民が8年乗った愛車を自発的に提供したものだった。

これに韓国のネットユーザーからは「これは愛国じゃない」「いくら気分悪くても他人に迷惑掛けないで」「韓国人同士で被害を与え合うおかしな不買運動」「次は病院の医療機器を『日本製だから』と言って破壊するのでは？」「他人の日本車を傷つける前に、自宅に日本製品がないか確認するべき」「新車ならともかく、数年前に購入した日本車まで捨てろと言うこと？」など批判的な声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）