リサイクル工場の火災原因は中国式ランタン、全面禁止を求める声高まる―英国

Record China    2013年7月4日(木) 21時0分

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2日、イングランド中西部で1日に発生したリサイクル工場の火災は落ちてきた中国式ランタンの火が原因だった。資料写真。

2013年7月2日、BBCによると、イングランド中西部のスメスウィックにあるリサイクルごみ処理場で1日に発生した大規模火災は、空中に飛ばされた紙製の中国式ランタン(チャイニーズランタン)の火が原因だという。3日付で環球時報が伝えた。

この報道により、英国内では中国式ランタンの使用を全面的に禁止する声が高まっている。自由民主党のファロン議員は「紙製のランタンは発火装置と同じ」と指摘。「さらなる悲劇を招かないためにも全面禁止すべきだ」と主張している。火災の発生したごみ処理場は英国最大のプラスチックごみ回収施設。このため、黒煙は約2000mの高さまで立ち上り、消防士10人が負傷。経済損失は600万ポンド(約9億円)に達する見込みだ。

地元の消防署は、監視カメラの映像から「落ちてきたランタンの火がプラスチックごみに引火したことが原因」と発表。英国消防協会も「ランタンはとてもきれいだが、大きな危険性をはらんでいる。空を飛ぶランタンは火災を引き起こすだけでなく、家畜や農産物、家屋に危険をもたらす」と警告している。オーストラリアでは山火事の原因になるとの理由から中国式ランタンの使用は禁じられており、英国でもランタンを飛ばすことを全面的に禁じる法案を求める声が高まっている。(翻訳・編集/本郷)

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