Record China 2013年7月9日(火) 11時30分
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8日、米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機の着陸失敗事故で、死亡者の数が少なかったのは「機体の設計」によるものだと専門家は指摘する。資料写真。
2013年7月8日、米紙USAトゥデイは、米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機の着陸失敗事故で、死亡者の数が少なかったのは「機体の設計」によるものだとする専門家の意見を紹介した。台湾の中央通訊社が伝えた。
飛行安全財団(Flight Safety Foundation)のケビン・ハイアット会長は「事故を起こしたボーイング777型機は過去の事故の教訓を生かし、機体や座席の強度を改善していた。このため今回の事故では着陸失敗時に機体が受けたダメージが少なく、乗客が速やかに機外へ脱出できた。これは同機の設計によるものだ」と説明する。
マサチューセッツ工科大学航空輸送国際センターのジョン・ハンスマン所長は「航空事故の犠牲者の数は、90秒以内に乗客が機外へ脱出できるか否かにかかっている」と指摘。このため手荷物や貴重品などの持ち出しをあきらめて脱出するよう、乗務員は乗客を説得する必要があると主張している。
ボーイング777型機は安全な機種だと一般にいわれているが、米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査記録によると、1997年5月14日以降、同機の事故は57件発生している。(翻訳・編集/本郷)
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