6月に中国籍の取得を発表したスキー選手の谷愛凌（Gu Eileen）が、世界大会で活躍を見せている。1日、中国の動画メディア・梨視頻の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウントが伝えた。

米国人の父と中国人の母を両親に持つ15歳の谷は、3歳の頃からスキーの練習を開始。米国人として優秀な成績を収めたのち、6月初旬に自身の微博とインスタグラムで中国籍取得を報告。中国のスキー選手としては初めての帰化選手となった。加えて、2022年の北京五輪にも中国代表として出場する予定であることを発表している。

帰化発表後に行われた国際スキー連盟（FIS）主催のフリースタイルスキー・オーストラリアン・ニュージーランドカップでは8月15日のスロープスタイル、28日のハーフパイプ、そして9月1日のスロープスタイルの試合全てで金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。

谷はSNSを通して頻繁に中国語や英語でのメッセージをファンに向けて発信しており、中国のネットユーザーからは谷の実力に加え、その美貌や語学能力を称賛する声が相次いでいる。谷の微博アカウントには、「誇らしい！」「彼女の話す標準語は方言混じりの私の中国語より上手」「ファンになっちゃった」「見たこともないような逸材だ」「これからもがんばって！」などといったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/岩谷）