韓国議員「結婚も出産もしていないようでは…」、女性学者への発言に批判集中―中国メディア

Record China    2019年9月5日(木) 14時20分

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韓国の国会で2日、未婚の女性学者に対し、ある男性議員が「国家に対する義務を果たしていない」と非難する一幕があった。

韓国の国会で2日、未婚の女性学者に対し、ある男性議員が「国家に対する義務を果たしていない」と批判する一幕があった。3日付で中国メディアの海外網が伝えた。

記事によると、発言を受けたのは、韓国人女性として初めて米ハーバード大学で経済学の博士号を取得し、韓国公平交易委員会(日本の公正取引委員会に相当)の次期委員長にも指名されている経済学者の趙成旭(チョ・ソンウク)氏。保守政党・自由韓国党の鄭甲潤(チョン ・カプユン)議員は趙氏に対して、「韓国最大の問題は、女性が出産していないことだ」「素晴らしい履歴書をお持ちのようだが、結婚も出産もしていないようでは、国家に対する責任を果たしているとは言えない」などと発言したという。記事は「この不可解な非難を受けた後、趙氏は困惑したような表情を見せたものの、反応を示さなかった」と説明した。

記事によると、このことに対し、ネットでは批判が集中している。ネットユーザーらは「鄭議員の言論は完全に女性の権利侵害に当たる」「韓国は家父長制社会だ。韓国の女性は、子育てにお金がかかることや、自分のキャリアにとって障害になることを理由に、ますます出産や育児をしたがらなくなっている」などと指摘しているという。

韓国の統計庁が発表した出生統計によると、昨年の合計特殊出生率は前年の1.05人から0.98人に急減し、1970年の統計開始以来、初めて1.00人を下回った。(翻訳・編集/岩谷)

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