三菱重工サーマルシステムズが中国・国家電網と省エネ技術コンサルの合弁会社設立、その他

Record China    2019年9月6日(金) 9時20分

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三菱重工サーマルシステムズは中国の国家電網公司参加の国網節能服務と、中国での省エネ投資プロジェクトへの技術コンサルティングを行う合弁会社を設立した。写真は新会社設立セレモニー。

三菱重工サーマルシステムズ、中国・国家電網と合弁設立 / ブリヂストンが特許権侵害訴訟で中国タイヤ大手に勝訴 / TableCheckがシートリップと業務提携、東京五輪視野 / イオンが香港の小中学校に太陽光発電システムを寄贈 / SOUが香港事業強化、中国本土進出も目指す

●三菱重工サーマルシステムズ、中国・国家電網と省エネ技術コンサルの合弁会社設立

三菱重工サーマルシステムズは現地子会社である三菱重工空調系統(上海)を通じて、中国最大の電力配送会社である国家電網公司グループの国網節能服務と中国での省エネ投資プロジェクトへの技術コンサルティングを行う合弁会社を設立した。

社名は網能菱重(北京)総合能源工程技術服務。本社所在地は北京。国家電網エネルギーソリューションに関する技術コンサルティングを提供することにより、中国における省エネ投資プロジェクトを促進し、省エネ、環境保護に貢献する。中国の省エネ政策の実行やクリーン発展を主導するエネルギーソリューション・サプライヤーを目指す。

●ブリヂストン中国タイヤ大手に勝訴…スタッドレスタイヤの特許権侵害訴訟で

ブリヂストンは、盛泰集団および山東盛世泰来橡膠科技を相手に提起した特許権侵害訴訟で、山東省青島市中級人民法院(裁判所)で勝訴した。2019年9月5日付で発表した。盛泰集団は中国の大手タイヤメーカー。

ブリヂストンによると、同社が特許権を持つ乗用車用スタッドレスタイヤのトレッドパタンを使用してタイヤを製造・販売した盛泰社の行為は特許権侵害に該当するとして、2018年3月に提訴した。裁判所は2019年7月に、盛泰側に対して侵害行為の中止、専用金型の廃棄、損害賠償金80万元(約1280万円)の支払いを命じる判決を言い渡し、このたび勝訴が確定したという。

●TableCheckがシートリップと業務提携、東京五輪に向けて中国偉人客念頭にネット予約で連携

TableCheckは5日、アジア最大級のオンライン旅行会社のCtrip.com international本社・上海市、シートリップ)と業務提携したと発表した。TableCheckは世界19カ国を対象に飲食店の予約・顧客管理システムの開発・提供などを行っている。

両社は2020年の東京五輪を念頭に、まずは「シートリップ・グルメリスト」に選出された日本国内の飲食店約1200店舗に対するアワードプレートの授与で協力。さらにネット予約の連携や相互のユーザートラフィックを高める施策を行っていく。ネット予約連携の実現で、中国人旅行者にとって日本の飲食店の情報収集や予約の簡便性、利便性が向上し、国内飲食店へのユーザートラフィックをさらに増加させる仕組みを構築できると見込む。

●イオンが香港の小中学校3校に太陽光発電システムを寄贈

イオン環境財団は5日、香港の小中学校3校に太陽光発電システムを寄贈すると発表した。同財団は2009年から、再生可能エネルギー活用の啓発・普及および環境教育を目的に、小中学校に対しての太陽光発電システムの寄贈を続けている。これまで日本、中国、マレーシア、ベトナムの4カ国、計48校に寄贈した。

今年の贈呈式は9月12日に永旺(香港)百貨(イオンストアーズ香港)イオンスタイルコーンヒル店で行う。同事業は外務省の「2019日中青少年交流記年事業」に認定された。

●SOUグループが香港事業を強化、中国本土進出も目指す

SOUは5日、グループ企業で香港法人のSTAR BUYERSの事業強化に向け、同社の運営するオークションのSTAR BUYERS AUCTION香港大会(香港大会)での出品ジャンルの拡充と委託出品の受付・販売を開始すると発表した。

2017年3月からダイヤモンドを主要商材として拡大を続けてきた香港大会では、9月からジュエリーオークションも本格化させる。ダイヤモンド約1300点に加え、ジュエリー約400点の出品を予定する。

香港大会はこれまで、SOUグループが国内で仕入れた商品を主力としてきたが、今後は委託出品の取り扱いも本格化し、手数料による収益性の向上を狙う。

SOUは9月、これまでグループの香港事業を開拓してきた香港事業部を発展的に解消し、新たに中国事業推進部を設立した。今後は中国本土への進出を目指す。海外事業本部は中国以外への展開も視野にアジア圏をはじめアメリカ、ヨーロッパなどのリサーチを行っているという。(翻訳・編集/如月隼人

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