鳥の巣の引越し隊、出動―福建省厦門市

Record China    2007年4月21日(土) 21時4分

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福建省厦門(アモイ)市電力局では電線トラブルを回避するため、鉄塔の上に鳥の巣ができる度に、安全な場所への「引越し」を手伝っている。

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福建省厦門(アモイ)市の蔡(ツァイ)さんはちょっと珍しい引越しやさんだ。引越しといっても人間のためではなく、鳥の引越しが専門。鉄塔の上に作られた鳥の巣を安全な場所に避難させ、さらに落下しないよう竹かごに入れて固定する大変危険な仕事だ。蔡さんは同市電力局の職員で、鳥害パトロール隊のメンバーとして鳥の巣の移築を担当している。

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高い木のうえに巣を作る習性があるシラサギやカササギなどは鉄塔によく巣を作る。高圧線の碍子の上が人気スポットで、雨の日にはたびたびショートなどトラブルを引き起こす。パトロール隊は、これまで巣を見つけたら撤去していたが、鳥は懲りずにまた同じ場所に再建するため、いたちごっこを繰り返していた。***

そこで新たに考えついたのが巣の引越し。鉄塔近くの安全な場所に移し、かごなどで補強することで、トラブルが回避できるようになったという。まさにウィンウインのアイデア。この地域では春から夏にかけてが繁殖の時期で、パトロール隊は今日もどこかで引越しを手伝っている。(翻訳編集・WF)

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