日本参院選、アベノミクスが迎える初の“試験”―中国紙

Record China    2013年7月19日(金) 8時10分

拡大

17日、人民日報は記事「日本参院選、アベノミクスが迎える初の“試験”」を掲載した。アベノミクスの長期的効果については国際世論は批判的だと指摘、日本選挙民の評価が注目されると評した。資料写真。

(1 / 2 枚)

2013年7月17日、人民日報は記事「日本参院選、アベノミクスが迎える初の“試験”」を掲載した。

その他の写真

日本参院選が始まった。アベノミクスが日本経済の健全な成長を促進できるかが焦点となっている。いわばアベノミクスは初めて国家試験にさらされると言えよう。

昨年9月に自民党総裁に就任した後、アベノミクスは日本に「強い経済」「強靱(きょうじん)な国土」「強く力ある財政」を回復させるもので、日本の世界的な競争力を再建するものだと説明されてきた。安倍政権は異例の金融緩和を推し進め、短期間で日本円は対ドルで30%も下落。日経平均は70%上昇した。

国際通貨基金(IMF)は9日の最新報告で日本経済の先行きを好感視したが、しかし国際世論ではアベノミクスの長期的な効果を疑問視する声が強い。高齢化などの構造的問題を無視し、目先の問題にだけ注目しているというのが原因だ。

安倍首相が提唱する日本再建計画の主軸は成長戦略だが、しかしその戦略事態が矛盾を来していると指摘されている。すなわち景気対策と改革の双方を堅持するという戦略があいまいだ。改革の手を緩めれば成長戦略自体が空虚なものとなってしまうのだが。参院選で、日本の選挙民がアベノミクスをどのように評価するか。注目されよう。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携