中国鉄道メーカーの中車、欧州で機関車の受注を獲得―中国メディア

人民網日本語版    2019年9月17日(火) 18時20分

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ハンガリー鉄道貨物輸送会社はこのほどブダペストで、中車株洲電力機車有限公司と機関車購入契約を結んだ。写真はブダペスト。

ハンガリー鉄道貨物輸送会社はこのほどブダペストで、中車株洲電力機車有限公司と機関車購入契約を結んだ。同プロジェクトにより、中国の鉄道交通製品が欧州の重要貨物輸送ルート7カ国の認証を初めて実現することになる。これは中国企業が欧州鉄道認証システムを熟知し、欧州市場向けのサービスを拡大するための重要な一歩だ。科技日報が伝えた。

ハンガリーは中国が中東欧で「16+1協力」を実行し、「一帯一路」(the Belt and Road)建設を推進するための重要なパートナーだ。今回の受注には、幹線電気機関車と入換機関車の2種類が含まれ、いずれも中車とオーストリア連邦鉄道が共同開発したものだ。うち幹線電力機関車は電線のないエリアで自身の補助動力(リチウム電池)を使い短時間けん引する「スーパー最後の1マイル」機能を持つ。駅構内、港湾、貨物場などの電気のない場所で入換機関車になることができる。小型内燃入換機関車の配備及び人員の追加を減らし、鉄道交通輸送の経済性を高めるのに役立つ。ハイブリッド入換機関車は「パンタグラフ+リチウム電池」というハイブリッドモデルを採用。従来の内燃入換機関車と比べると、無汚染・低騒音・高効率という際立ったメリットがある。

中車製品研究開発センターの陳哲上級エンジニアによると、入換機関車はハンガリーの認証基準に合致し、主にハンガリーの国家幹線鉄道およびブダペスト最大の物流センター入換エリアで運行する。鉄道施工現場の物流供給、試験、プロジェクトけん引などに使用される。幹線電力機関車はハンガリーなど7カ国の認証基準に合致し、ギリシャ・ピレウス港~ブダペストの中央陸海快線で運行する。同線路はギリシャ、マケドニア、セルビア、ハンガリーなどの国を横断しており、「一帯一路」の重要な構成部分だ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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