フライメディア 2019年9月18日(水) 19時0分
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6月以降「逃亡犯条例」改正への抗議でざわついている香港だが、年に1度の中秋節を各地で祝うことができた。例年より人出も少なくささやかな祝いのように見受けられたが、ランタンで街が彩られることで、人々の気持ちも多少リラックスできたのではないだろうか。
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6月以降「逃亡犯条例」改正への抗議でざわついている香港だが、そんな中でも年に1度の中秋節を各地で祝うことができた。例年より人出も少なくささやかな祝いのように見受けられたが、それでもランタンで街が彩られることで、ここに住む人々の気持ちも多少リラックスできたのではないだろうか。それでは、各地で行われた中秋節のイベントを簡単にご紹介してみたい。
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まずは湾仔の利東街。9月に入るとメインストリート沿いにランタンが下がり始めた。色とりどりのランタンには縁起の良い美しい花が描かれており、在住者だけではなく観光客も訪れる撮影スポットにもなっている。また中秋節当日にはLEDで美しく光りを放つファイヤードラゴンがお目見え。ちなみにこのファイヤードラゴンは火の代わりに煙を吐きながら美しく舞い踊るもの。1時間にわたり華麗なダンスを繰り広げ、多くの人を魅了した。
続いてはビクトリア公園で大々的に行われた「The Mid-Autumn Festival Lantern Carnivals 」。うさぎや巨大な龍をモチーフにした巨大なランタンの展示が行われた。尚、中秋節当日には、デモのモチーフやスローガンを描いた手作りランタンを持つ人々も多く訪れたようだ。尖沙咀の文化中心前で行われているのは、新しいメディア・アートによる展示。バルーンのウサギが訪れる人を迎えてくれる。
昨年ご紹介をした大坑のファイヤードラゴンダンスも、なんとか無事に開催がされた。無形文化遺産として大切に守られている伝統行事で、線香を身に纏った巨大な龍が荒れ狂うように踊る様子は、大迫力だ。ちなみに火龍は3日間行われる。火龍の舞いを扱うのは男性のみとなるが、女性や子供もこうして祭りの一部に参加をする。火龍の様子はまた別の機会に記していきたい。
本来中秋節は夜通し地下鉄などが運行され、一晩中夜更かしをしながら家族や大切な人々と祝うイベントの一つ。しかし今年は情勢を考え、交通機関の夜通しの運行はストップとなっている。(提供/フライメディア)
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