人民網日本語版 2019年9月19日(木) 21時50分
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中国のあるインフラプロジェクトがまたギネス記録を更新した。福建省アモイ市の後溪長距離バスターミナルのメイン建築平行移動プロジェクトによる288.24メートルの平行移動距離で「建築物全体の平行移動の幅」のギネス記録として認定された。
中国のあるインフラプロジェクトがまたギネス記録を更新した。福建省アモイ市の後溪長距離バスターミナルのメイン建築平行移動プロジェクトによる288.24メートルの平行移動距離で「建築物全体の平行移動の幅」のギネス記録として認定された。科技日報が伝えた。
■3万トンのターミナル、288メートル移動し90度回転
後溪長距離バスターミナルのメイン建築の建築面積は2万2800平方メートルで、総重量は3万トン以上。これは凱旋門2.5個分に相当する。メイン建築は地上3階建てで、地下2階となっている。平行移動プロジェクトはこの5階の建物を288メートル平行移動し、西向きから北向きに90度回転させる必要があった。
平行移動プロジェクトは2018年5月に始まり、今年4月1日に成功した。中国で平行移動面積と重さが最大の、移動距離が最も大きい単一建築物並行移動記録を更新した。
■なぜ、どのようにして平行移動するのか?
平行移動は福厦高速鉄道の建設スペースを確保すると同時に、ターミナルの既存の資源を最大限に活用することを目的とした。
平行移動の安定性を確保するため、プロジェクトチームは交代歩行型プッシュ平行移動技術を採用した。同技術が国内の平行移動プロジェクトで応用されたのは今回が初。
メイン建築の下部には横向きに平行移動が可能な500個以上のジャッキが取り付けられた。これをA組とB組に分け交代させることで建築を持ち上げ、敷設したレール上に移動した。
中国の新たな世界記録更新を見た海外のネットユーザーは、「中国はインフラ工事の王者だ」と驚きの声をあげている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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