Record China 2019年9月19日(木) 13時40分
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18日、韓国・聯合ニュースは「『独島は韓国領』タンザニアの記念コインの真相が物議」と題する記事を掲載した。写真は韓国の独島体験館。
2019年9月18日、韓国・聯合ニュースは「『独島は韓国領』タンザニアの記念コインの真相が物議」と題する記事を掲載した。
韓国の一部メディアは最近、「タンザニアが独島(ドクト、竹島の韓国名)を韓国領と表記した記念コインを発行した」と報道した。コインには海に浮かぶ島とともに「DOKDO」「THE LAND OF KOREA」との文字が刻まれており、反対の面には「タンザニア」「3000シリング」と表記されているという。
これに対し、菅義偉官房長官は17日の定例会見で「駐タンザニア日本大使館がタンザニア外務省に事実関係を確認した結果、『中央銀行を含めタンザニア政府がそのような記念コインを発行した事実はない』との回答があった」と話した。
記事によると、このコインは今年7月に発行され、韓国内でも販売されていた。韓国の販売業者・豊山禾東(プンサンファドン)洋行はこのコインについて「欧州企業が企画・製作したもので、タンザニア中央銀行の承認を得て発行されたもの」と主張。韓国銀行も同様の回答をしたという。
タンザニア政府が発行の事実を否定したことについて、豊山禾東洋行の関係者は「正確なことは分からない」としつつも「推測ではあるが、日本政府が『タンザニアが(自ら)独島記念コインを発行したのか』と聞いたため、『そうではない』と否認した可能性がある。発行の承認をしたかどうかを聞いていたらきちんと答えたはずだ」と述べている。これについて記事は「つまり、タンザニアが韓国のことを特別に思ってコインを発行したというよりは、これまで行ってきた収益事業の一環として、外国民間企業の記念コインの発行を承認したと考えられる」と説明している。
現在、韓国政府は事実関係の確認を進めており、外交部関係者は「タンザニア政府が近く公式的な立場を表明する」と話したという。
これを受け、韓国のネット上では「これを機に事実をはっきりさせよう。そして韓国でも記念コインを作ろう」「事実を事実としてコインを作っただけなのに何が悪いの?」「タンザニアは本当にありがたい国。コインをたくさん買ってあげよう」「韓国政府よりよっぽどよくやってる。韓国政府は日本の顔色をうかがって承認してくれない」など当該コインに好意的な意見が多く寄せられている。
また「10万ウォンの新札ができるなら(現在は5万ウォン札まで発行)、裏は独島、表は安重根で」と提案する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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