Record China 2019年10月21日(月) 15時20分
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20日、韓国・国民日報は、「ユニクロが『慰安婦侮辱騒動』のきっかけとなったCMの放送を中断した」と報じた。写真は韓国の日本製品不買運動を呼び掛けるポスター。
2019年10月20日、韓国・国民日報は、「ユニクロが『慰安婦侮辱騒動』のきっかけとなったCMの放送を中断した」と報じた。
問題になったCMでは98歳の高齢女性と13歳の少女が英語で会話をしている。少女が「私くらいの年齢のときはどんな格好をしていたの?」と尋ねると、女性は「そんなに昔のことは忘れた」と答える。女性の発言には韓国語で「80年以上も前のことを覚えているかって?」という字幕が付いていた。
この字幕が韓国で波紋を呼んだ。記事は「80年前にあたる1930年代後半は強制徴用や慰安婦動員が行われた。元慰安婦をはじめ、日帝戦犯の被害者を侮辱しているのではないかという論争に発展し、ユニクロに非難が相次いだ」と伝えている。これに対し、ユニクロはCMが問題となった18日に声明文を発表し「フリースの25周年記念のCMで、特定の国や目的を持って製作したわけではない」としていた。
しかしその後、批判や非難が相次ぎ「ユニクロ不買運動」が再開されると、ユニクロはCMの放送中止を決定したという。
ユニクロ関係者は20日に「問題になったCMは19日夜から放送を中断している。経営陣による決定」と明らかにしたという。YouTubeの公式アカウントでも当該CMの動画が視聴できなくなっている。同関係者は「一部のテレビ局では、テレビ局側の事情で月曜日ごろまでCMが流れる可能性がある」と説明。その上で「(慰安婦を冒とくする)意図は全くなかった。多くの方々に不快な思いをさせて申し訳ない。事態を重く受け止めている」「CMの放送を中断する以外に今すぐできることはない」と話したという。
これに韓国のネットユーザーからは「どんな釈明も言い訳にしか聞こえない」「韓国語字幕にのみ80年って書いてあるのに意図しなかった?」「フリースの25周年記念なら25を使うべきだ。なぜ80?」「ユニクロはいつもこうだ。『私たちが意図したものではないが、韓国人が誤解したものだ。何はともあれ申し訳ない』」「英語を直訳しても80年なんて単語はないのになぜ韓国語では使ったの?」など批判の声が相次いでいる。
また、「不買運動を続けよう」「セールをしていてもユニクロの服は買わない!」「この騒動の前まではユニクロが好きだったけど、これからは行かない」「不買運動は個人の自由だけどこんな騒動を見てユニクロ製品を買う人はいないだろう」「オンラインでは品切れ商品があるそうだ。店舗だけじゃなくてオンラインでも不買をするべきだ」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/長居)
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