人民網日本語版 2019年9月26日(木) 1時0分
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勤務先での昼休みにちょっとひと眠りしたいが、横になれるスペースがない場合、あなたはどうする?
勤務先での昼休みにちょっとひと眠りしたいが、横になれるスペースがない場合、あなたはどうする?アイマスクや昼寝用枕、折り畳み式簡易ベッドといった「昼寝グッズ」をオフィスに運びこむ?それともサラリーマン専用の「昼寝バー」や「シェア・カプセルルーム」に足を運ぶ?工人日報が伝えた。
一方で昼休みに眠りたくない場合はどうやって時間をつぶしたらいいだろうか?昼休みを利用して、エステやフィットネスに行ったり、昼休みにターゲットを絞ったカスタマイズされたサービスや販促キャンペーンを利用してもいいかもしれない。
現在、大・中都市では、昼休みのフィットネスやエステサービスを利用するサラリーマンや、アイマスクや昼寝用枕、折り畳み式簡易ベッドなどの「昼寝グッズ」を購入するサラリーマンも増える一方だ。また、こうした昼間の消費がひっそりとしたブームを起こしていることにメーカーやショップの思考の転換を促し、ニーズに応えるように、昼間の時間帯を選んだ販売促進を始めているメーカーやショップも少なくなく、昼休み消費はすでに新たな消費ホットスポットかつ市場潜在力を備えた大きなビジネスチャンスとなっている。
■3平方メートルでどうやったら熟睡できる?
ホワイトカラーの石さん(女性)は、昔から昼寝の習慣がある。最近彼女は、「昼寝用枕」を購入した。その枕は、大きなL字型で、うつ伏せになった際に腕を入れることができる約8センチメートルの隙間がデザインされている。「これで腕にかかる重量を緩和することができて、デスクの上に臥せて昼寝をしても、腕がしびれるという問題から解放された」と石さん。
石さんの事務所はパーティションによって区切られている伝統的な「格子スタイル」で、各社員の個人スペースは3平方メートルもない。限られた空間ゆえベッドを持ち込んで昼寝をすることができないため、さまざまな「昼寝グッズ」をめぐって、同僚たちの間で情報が交換されるのだという。「ある同僚は、事務所の椅子を、背もたれの角度が調節可能な昼寝対応チェアに替えた。また別の同僚は、遮光アイマスクやノイズキャンセリングイヤホンを購入した」と石さんは紹介した。
より質の高い「昼寝」を求めるホワイトカラーも少なくない。時間単位で借りられる昼寝用ホテルを職場近くに探し、利用する人もいる。数人の同僚で一室をシェアすれば、1人あたり数十元(数百円)の出費で済む。
勤務中に仮眠を取るという習慣が普及することで、一部の国では、関連産業が決して侮れない市場価値を備えた産業に成長している。マッキンゼー報告によると、米国の睡眠関連業界の2017年市場価値は300億ドルから400億ドルに上り、かつ現在も発展し続けており、衰える気配は全くない。
■昼休みの2時間はどこでリラックスする?
昼休み経済とは、一般的に、市民が昼休みを利用して、昼寝やエステ、フィットネス、あるいは自分が興味を持っている活動に参加して、それによってもたらされる経済的利潤のことを示している。
昼休みフィットネスや昼休みエステ、昼休みショッピング、昼休み映画鑑賞など、サラリーマンの多くが昼休みは、昼寝以外に、心身のリラックスを目的とするさまざまな消費スタイルや方法があると考えていることが取材で明らかになった。昼休み消費は、飲食・レジャー・文化など複数の業界に関連するようになり、多くのメーカーやショップは、昼休みに的を絞り、販促活動や優遇措置を打ち出し、消費者にカスタマイズされたサービスを提供しようとしている。日中のビジネスも展開しやすくなっている。
サラリーマンの昼休みは約2時間あるため、昼休みの過ごし方を選択する上で、価格と利便性がキーポイントとなる。
北京市朝陽区にあるビューティーサロンの販売担当マネージャーは、「平日の昼休みは、土日の週末に続く、予約のピークとなっている。現在、多くの客が、2時間の昼休みを利用して、フェイスケア・シャンプー・マッサージのサービスを受けている。施術を受けた後少し昼寝をすれば、ちょうど昼休みが終わる。退勤後はまっすぐ帰宅して家族と過ごす時間も増える」と話した。
一部のフィットネスジムも、昼休みの時間に、ヨガやエアロビクスなどのフィットネスクラスを設け、多くの女性社員から好評を博している。昼間の上映を行っている映画館も多い。
では、職場の近くに昼休みレジャーを楽しむ場所がない場合は、どうすれば良いのだろうか?
電子商取引プラットフォームの急成長に伴い、ネットショッピングで自身の「購入欲」を満足させている人は増加の一途をたどっている。アリババの通販アプリ「微淘」の統計データによると、平日午前11時から午後1時および午後9時から午後11時が、同プラットフォームへのアクセス数がピークとなっている。このため、多くのメーカーやショップは、インターネットに接続するモバイル端末に対する昼休み時間帯の広告投入を重視し始めている。また、微博(ウェイボー)や微信(WeChat)のソーシャル機能「モーメンツ(朋友圏)」などの社交メディア上でも、昼休み中に新商品に関する広告を出したり、あるいは短い時間で行う販促キャンペーンの「秒殺」を展開するメーカーやショップも増えている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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