Record China 2020年4月6日(月) 8時30分
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華字メディアの日本新華僑報網はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大で、在日中国人は日本の医療崩壊を心配していると伝えた。写真は日本の病院。
2020年4月3日、中国メディアの中国僑網によると、華字メディアの日本新華僑報網はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大で、在日中国人は日本の医療崩壊を心配していると伝えた。
記事は、4月1日の政府の専門家会議で、新型コロナウイルスの感染者が都市部を中心に急速に増加しており、医療現場が麻痺する可能性があると警告したと紹介。各地の状況に応じて医療体制を確保するよう呼び掛けたことや、感染拡大警戒地域では外出を自粛するよう求めたと伝えた。
その上で、「医療崩壊を防ぐため専門家会議は政府に対し、病床数を確保し、医療機器などの導入のための資金支援を積極的に行うよう提言した」と紹介。現在、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫で医療提供体制が切迫しており、抜本的な対策が今日明日にでも必要と指摘したと伝えた。
また、専門家会議では爆発的な感染者増加を防ぐため、「感染拡大警戒地域」では不要不急の外出を避けるだけでなく、10人以上集まるイベントや家族以外との会食を控えるべきだと提言していると紹介。現在は東京と大阪が「感染拡大警戒地域」に当てはまるが、その他の地域も今後対象となる可能性があるとし、さらに、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の三密を避けるように求めていると伝えた。
こうした提言について、日本徽商協会の張書明(ジャン・シューミン)会長の話として、「多くの会員が今年の花見を中止したほか、自宅でオンライン入学式や入社式に参加した。さらに一部の会員は自分の所在地エリアの病院の状況について調査するなど積極的に動いている」と伝えた。
また、日本河北商会の郭均成(グオ・ジュンチョン)副会長の話として、「現在、会員同士は微信(WeChat)のグループチャットを作り、ネットを通して共に酒を飲むなどをしていて、東京都の呼び掛けに応じて外出を減らしている」と伝えた。
一方で、グループチャットでは一部の在日中国人が不安を示し、「この先のことを考えざるを得ない。もし日本で医療崩壊が出現したらどうしたらよいのか」と述べていると紹介。これに対する見方はそれぞれで、「日本の地方へ行って治療すればいい」という意見や、「免疫力を高めることが重要」「中国大使館や華僑団体と連絡を密接に保つこと」を提案する意見もあると伝えた。(翻訳・編集/山中)
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