中国産強襲揚陸艦が進水セレモニー、建造できるのは米中のみ―中国メディア

人民網日本語版    2019年9月26日(木) 17時40分

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25日、中国初の強襲揚陸艦「075型」の進水・テープカットセレモニーが上海で行われた。

25日午前9時20分頃、厳かな国歌が流れるなか、中国初の強襲揚陸艦「075型」の進水・テープカットセレモニーが上海で行われた。

同艦は中国が独自開発した初の強襲揚陸艦で、上陸作戦や多様化任務遂行の高い能力を持つ。同艦は今後、計画に基づき設備の調整、係留航行試験などを行う。

ある匿名の軍事専門家は、人民日報傘下の環球時報に対して、「同艦は独特な設計、特殊な装備、高い機動作戦能力を持つため、現代の海戦、特に上陸・島礁作戦で不可欠な新戦力だ。しかし設計が複雑なうえ、高い造船の技術力が必要で、コストが高くつくことから、建造の難易度が空母に次ぐ大型水上艦となっている」と述べた。

海軍の強襲揚陸艦を建造できる国は、米国、フランス、英国、スペイン、日本、韓国などと国の数が少ない。現時点で075型に類似する強襲揚陸艦を建造できるのは中国と米国のみ。

上述した軍事専門家は、同艦の進水の意義について「これは中国海軍水上艦の発展が新時代に入ったことを意味し、中国海軍水上艦に新たな力が加わる」と話した。

また、「中国海軍の戦略的ニーズは、中国海軍が強襲揚陸艦を建造する大きなけん引力、切実な需要だ。同艦は海軍水上艦の構成・構造をさらに健全化させると同時に、中国海軍の作戦能力を飛躍させ、中国の島礁上陸作戦に革命的な革新をもたらす」と述べた。

公開された資料によると、同艦の全長は250メートル、幅は30メートル、排水量は約4万トン。排水量が4万500トンの米ワスプ級強襲揚陸艦とほぼ同規模で、既存の強襲揚陸艦のうち最大級となる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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