北朝鮮の実質トップが突然の北京訪問、金正恩第一書記の近日中の訪中暗示か―中朝の特別な関係戻る

Record China    2013年8月1日(木) 23時35分

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1日、北朝鮮の最高主権機関および立法機関である朝鮮最高人民会議常務委員会の金永南委員長が中国の北京を訪れた。この突然の訪中は中朝の特別な関係を反映している。資料写真。

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2013年8月1日、北朝鮮の最高主権機関および立法機関である朝鮮最高人民会議常務委員会の金永南委員長が中国の北京を訪れた。

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金氏は4日にイランの次期大統領の就任式典に参加する予定で、その途中で中国に立ち寄ったと思われるが公式な発表はないという。

金氏は現在の北朝鮮で実権を握る事実上のトップであるだけでなく、ベテランの外交官でもあり、中国には一貫して友好的な姿勢を示してきた。この度の金氏の訪中は、中国と北朝鮮の間には依然他とは別格の特別な関係が存在することを意味している。また、このところ、中朝間の上層部の往来はますます頻繁に行われるようになり、金正恩第一書記が近々訪中することを暗示している。

中国の元指導者であるトウ小平氏はかつて、中朝間の往来は「親戚を訪ねるようなものだ」と話していた。この表現は決して大げさなものではなく、過去を振り返っても、北朝鮮の指導者が突然、非公式に訪中することは珍しくない。

金氏の訪中は中朝の特殊な関係を反映するものであるが、金氏が「北朝鮮の中国に対する友好的な姿勢を上層部に伝える」という重要な「使命」を帯びてやって来たことは明らかである。

西側諸国のメディアは、北朝鮮のロケット打ち上げや核実験などの一連の挑発的な行動に中国は不満を感じ、冷たく背を向けていると報じている。金正恩第一書記は2011年に最高指導者の座に就いてからというもの、一度も中国を訪問していない。韓国の専門家によれば、中国からの招待は受けているものの、核実験などにより適切な機会がうかがえずにいるという。

金正恩氏が腹心である崔竜海氏を中国に派遣し、親書を習近平(シー・ジンピン)国家主席に渡したことにより、中朝の上層部の交流回復は重要な一歩を踏み出し、7月末に朝鮮戦争休戦60年を祝う記念行事に参加するため、中国の李源潮(リー・ユエンチャオ)国家副主席が訪朝したことで、それはおおむね確実なものになった。金永南氏は今回の訪中期間中に習国家主席と会談し、金第一書記の考えを伝えると見られている。中朝はこのような密接な往来によって、両国がお互いに友好関係を重視していることを対外的にアピールしている。

しかし、表面上は親密な上層部の交流を回復したものの、中国と朝鮮の深層部分における矛盾はなおも明白である。北朝鮮が核を放棄しないことが中朝関係のネックになっており、中朝が友好関係を発展させるための妥協点をいかに見つけていくのか、両国の指導者の手腕が試される。(翻訳・編集/XC)

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