Record China 2013年8月4日(日) 23時12分
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31日、米のオンライン紙は、中国の世界進出を警戒する声に対し、「中国が世界を支配するのは不可能」との論説を掲載した。写真は中国海軍。
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2013年7月31日、米オンライン紙、クリスチャン・サイエンス・モニターは、中国の世界進出を警戒する声に対し、「中国が世界を支配するのは不可能」とする、著名な中国問題専門家、デービッド・シャンボー(中国名;沈大偉)教授の論説を掲載した。3日付で環球網が伝えた。以下はその概要。
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確かに、中国は世界第2位の経済大国になった。しかし、その人口も世界最多であることを考慮すると、米国の経済力は中国の2倍以上、人口1人当たりで計算すると12倍以上にもなる。
確かに、中国は巨額の軍事費を投じてアジアの主要な軍事大国になった。しかし、中国海軍は海岸線から300マイル(約480km)以上離れた海上では戦闘不可能であり、大規模な軍事力を維持するのもままならない状況だ。しかも中国には在外軍事基地がなく、軍事同盟国もない。
確かに、中国企業は資源獲得の努力を続け、自国の発展に寄与してきた。しかし、実際は90%以上の金属と鉱産物を海外メーカーや現金取引市場から買い付けており、中国自身がコントロールできる資源は極めて少ない。
中国がその経済力や軍事力で世界を支配することはできない。ならば、外交手腕やソフトパワーを駆使するのはどうだ?それも無理だろう。中国は6カ国協議以外にその存在力を発揮する場所はなく、リスク回避の外交政策ばかりでは世界の外交リーダーにはなれない。
中国は巨額の宣伝費を使い、自国のイメージアップに躍起になっている。問題なのは、世界各国の人々が中国の繁栄を称賛しながらも、中国で生活したいと思う人間が極めて少ないことだ。多くの人が中国の世界的な役割について重視してはいない。中国は世界中に足跡を残しているが、それは特に深いものではない。
もちろん、これらすべてが変わる可能性はある。しかし、中国が世界の舞台でその歩みを止める理由は数多く存在する。その最たるものは、差し迫った問題が国内に山積していることだ。このため中国の指導者は安眠できないでいる。だからこそ、われわれはぐっすり眠れることができるのだ。(翻訳・編集/本郷)
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