「旭日旗=ナチス旗」韓国の大学生の“IOC批判パフォーマンス”が話題に

Record China    2019年10月15日(火) 11時50分

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10日、韓国・聯合ニュースは、「ハングルの日」573周年を迎えた韓国で、ある大学生のパフォーマンスが話題になっていると報じた。写真は旭日旗。

2019年10月10日、韓国・聯合ニュースは、「ハングルの日」573周年を迎えた韓国で、ある大学生のパフォーマンスが話題になったと報じた。

記事によると、市民らの注目を浴びたのは、全南(チョンナム)大学史学科4年生のユン・ドヒョンさんが国立アジア文化殿堂で行った「カードセクション」パフォーマンス。ユンさんは友人と共に、2020年の東京五輪での旭日旗の使用を許容した国際オリンピック委員会(IOC)を批判する目的で、アジア文化殿堂のハヌル庭園、全南大学のグラウンドに黒と赤のハードボードを使って「旭日旗」と「ナチス旗」を作成。両旗の間には等号(=)があり、記事は「旭日旗が戦犯旗であることを強調したもの」と説明している。

パフォーマンスのきっかけについて、ユンさんは「英語圏の国の友人と旭日旗問題について話したところ、韓国で物議を醸している程度という認識で詳しく知らないようだった。それを見て人々に知らせたくなった」と話したという。

ユンさんはこれまでも、歴史コンテンツ制作チーム「クァンヒ(光州の希望)」の活動などを通じて「歴史を楽しく知らせる」活動を続けてきた。今回のパフォーマンスもとっつきにくいイメージの歴史問題を身近に知らせるための試みの一つだといい、ユンさんは「旭日旗使用問題も個人ではなく共同体の問題と考えたら少しは変わるのではないか。共同体、国、都市、市民社会にとって重要な問題であるだけに、多くの人が関心を持つよう活動を続けたい」と語ったという。

これを受け、韓国のネット上では「かっこいい青年」「素晴らしい大学生!ありがとう。応援してます!」「(韓国名門大の)ソウル大や延世(ヨンセ)大の学生より(人として)よっぽど成熟している」などと称賛するコメントが寄せられている。

また、日本とドイツを比較して「ドイツは戦犯旗のハーケンクロイツの使用を全面的に禁止にしたけど、日本は関連規定もないし、国民も旭日旗が戦犯旗ってことを知らない人が多い」と批判するコメントもある。

この他「こういう意識高めの若者が増えますように」「国を考える若者世代の積極的な行動は、国民の心に安心をくれるプレゼントのようなもの」との意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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