Record China 2013年8月6日(火) 14時50分
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4日、新華網が1日に掲載した署名記事について、露ラジオ局・ロシアの声は「新華網がこんな記事をトップページに掲載するとは!」と猛反発している。資料写真。
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2013年8月4日、米華字メディア・多維新聞によると、中国国営新華社サイト・新華網が1日に掲載した署名記事について、露ラジオ局・ロシアの声は「こんな記事をトップページに掲載するとは!」と猛反発している。
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問題の記事は、「中国がもし崩壊すれば、ソ連よりもさらに悲惨」と題した王小石(ワン・シャオシー)氏の論説。王氏は「知識分子が中国の社会主義体制を危うくするようなマイナス報道を故意にねつ造し、欧米の資本主義憲政を賛美することで中国社会を根底から覆そうとしている」と批判し、「ソ連の崩壊はロシア人に悲惨な10年をもたらした」と指摘。「中国人1人当たりの資源を考慮すると、中国はロシアの数倍も悲惨な状況になる。だからこそ、中国人自らが選んだ社会主義制度を肯定しなければならない」と主張している。
さらにプーチン大統領の「ソ連の解体は20世紀で最も深刻な地政学的災難であり、ロシア人にとってはまさに悲劇だった」という発言を紹介し、プーチン氏が2007年12月にタイム誌のインタビューに答えた際の「エリツィンとゴルバチョフは私には到底できないことをやり遂げた。彼らは現行の体制を破壊する方向に足を踏み出した。ロシア国民はすでに当時の体制に我慢できなくなっていたのだ」という発言は取り上げていない。2007年12月にロシアで行われた民間調査の結果、67%の国民が「ロシアには民主が必要」と答えている。これにより「民主」の概念はロシア社会の共通認識となった。
露メディア・ロシアの声は、中国のマイクロブログ・微博のアカウントに「こんな記事が新華網に掲載されるのか?」と投稿。「ロシアは悲惨ではない」として、問題の記事をロシアへの中傷ととらえていることが明らかになった。
歴史学者の馬勇(マー・ヨン)氏は「中国はソ連崩壊の経験から積極的に学び、自主的に改め、早めに改め、徹底的に改めるべき。そうすれば解体の悲劇から回避できるだけでなく、改革後の憲法政治体制で中国を再統一することができる」と主張している。(翻訳・編集/本郷)
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