Record China 2019年10月19日(土) 14時20分
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中国メディアの人民中国は16日、「偽中国語授業始」と題し、日本で生まれた「偽中国語」を紹介した。資料写真。
中国メディアの人民中国は16日、「偽中国語授業始」と題し、日本で生まれた「偽中国語」を紹介した。
記事はまず、偽中国語について「中国語ではないものの中国語の形によく似た特殊な日本語による意思伝達方式」と説明。具体的には、「日本語の助詞を削除し、かなの意味を漢字に置き換えたもの」とした。
その上で、「趣向性が強い、情報量が多い、目を引きやすいといった特徴から、偽中国語は日本のSNSで急速にはやり出した。偽中国語の出現により、相手の国の言葉が分からなかったり、苦手だったりする日中のネットユーザーの相互交流が可能になった」と伝えた。
また、日本の防衛大臣である河野太郎氏も偽中国語の使い手であるとし、今年4月に北京を訪問した際に「本日北京滞在最終日。午前中、李克強国務院総理表敬、日中外相会談、日中外相昼食会、記者会見、以後、荷物整理、帰国」などと偽中国語を用いてツイートしたことを紹介した。
一方で、中国には「偽日本語」もあると紹介している。これは翻訳ソフトなどを使ったために意味の通じない日本語になったもので、「主に飲食店のメニューに出現する」と説明。例として、貝の刺し身が「生き貝を生きる」、鉄火巻が「マグロの罰金ボリューム」、桜のラテが「桜は鉄をとる」と表記されているケースを挙げ、「泣くに泣けず、笑うに笑えない」と評した。
記事は、日本で偽中国語が流行した背景として、ツイッターなどのSNSに字数制限があること、グローバル化によって各国の若者同士が交流を強く求めていることがあったと伝えている。(翻訳・編集/北田)
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