ソウルの橋に崩落危機、その原因は?=韓国ネット「無責任過ぎる」

Record China    2019年10月22日(火) 8時10分

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18日、韓国・イーデイリーは、ソウル・東大門の清渓川にかかる橋が崩落する恐れがあると報じた。写真は清渓川。

2019年10月18日、韓国・イーデイリーは、ソウル・東大門(トンデムン)にある橋が崩落する恐れがあると報じた。

記事によると、この橋は05年に建設され毎日のように車が行きかっているが、週末になると近くにある市場を訪れる人々の路上駐車が問題になるという。同メディアの記者が13日に現場を訪れると、「車両駐停車時、2000万ウォン(約184万円)以下の罰金」と書かれた看板があるにもかかわらず、歩道の半分ほどが車でふさがれていたという。記事は「韓国では橋の上での駐車は不法行為にあたる。また、橋は人や車が行き来することを前提として設計されているため、車が長時間止まっていると橋に亀裂が入り崩落につながる可能性もある」と指摘している。

しかし、ソウル市の安全課関係者は「渋滞が起きた時に橋の上に車が停車することを考慮して設計しているので問題ない」と説明したという。17年にソウル市が外部機関に依頼して該当当該の橋の安全診断と精密点検を行った結果、B等級と判定された。B等級は「全般的に安全だが観察が必要な状態」を指すという。同関係者は「B等級の構造物は2年ごとに安全点検を行っている」と話したという。

一方、アン・ヒョンジュン建築工学博士は「疲労破壊」の可能性を指摘し、「通常、橋の安全点検は車のない状態で行われる。週末になると橋の上に止まっている車が増えるのであれば、これを考慮して点検を行う必要がある」と訴えた。また「何よりも不法駐車の取り締まりをしっかり行えば済む問題」「自治体が違法車両を厳しく取り締まるべき」と指摘したという。

これに韓国のネットユーザーからは「なんで取り締まりをしないの?」「しっかりと罰金を科すべきだ」「ソウル市の対応は無責任過ぎる」「大事故が起きてからじゃないと対応しないってこと?」「平日だけじゃなくて週末も取り締まりをするべきだ」「看板を置いていながら取り締まりをしないから不法駐車が後を絶たない」「問題ない、問題ないって言いながら崩壊した橋がある。事故は一瞬だ」などソウル市の対応に対する批判の声が上がっている。

また「歩道と道路に大きな段差をつけたら?」「鉄で作った固定式のガードを設置すればいい」「監視カメラを設置して5分以上駐車したら罰金を科すようにすれば?」「違反車両をレッカー移動させて罰金を科せば二度とそこには止めないだろう」など不法駐車を解決するためのアイデアも寄せられている。

その他「駐車スペースがあまりにも少ないから不法駐車が後を絶たない」などの指摘も見られた。(翻訳・編集/長居)

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