中国のパンダチャンネル、デジタル時代の「パンダ外交」として効果あり?―英メディア

Record China    2013年8月10日(土) 22時30分

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9日、中国ではこのほど、パンダのライブ中継チャンネルが設立された。資料写真。

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2013年8月9日、環球時報によると、英サイトのサイロブレーカーはこのほど、中国で設立されたパンダのライブ中継チャンネルについて伝えた。

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このパンダチャンネル、8月6日に国営の中国網絡電視台(CNTV)が四川省のパンダ繁殖基地に数十台のカメラを設置し、インターネットやスマホのアプリでいつでも自然なパンダの映像を見られるというもの。高解析の画像で提供されるのは、ぐうたらでかわいいだけのパンダで、睡眠薬の代わりになるかもしれない。

外野からはこれにかかるコストなど計算できないが、低くないことだけは確かだ。広告のないパンダ中継で、パンダ好きの視聴者を長い時間引き付けておくことはできないだろう。では、国を挙げてこのパンダチャンネルに多額の投資をした意図は何だろうか?

制作側から見れば、パンダチャンネルはデジタル時代のパンダ外交といえるだろう。これまで、パンダ外交とはパンダを文化大使と見なし、海外の動物園に贈ることだった。パンダを贈ることで、中国のイメージを改善することはできなくとも、広げることはできる。パンダチャンネルを作った目的もここにある。

少なくとも、7日時点でこのチャンネルを訪問した人は2万人に上っており、1分毎に誰かがパンダチャンネルについてつぶやいたり、リンクしたりしているのだから、宣伝効果はあるといえる。米NBCでも「史上最もかわいいもの」として紹介された。いずれにせよ、何かとマイナスイメージがついて回る中国の広報当局にとって、これは明らかな進歩といえるだろう。(翻訳・編集/中原)

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