Record China 2019年10月24日(木) 12時10分
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中国で今月公開されたネットドラマに、日本のテレビドラマからの深刻なパクリ疑惑が浮上している。22日、微信で日本語学習情報を配信する「滬江日語」のアカウントが伝えた。
中国で今月公開されたネットドラマに、日本のテレビドラマからの深刻なパクリ疑惑が浮上している。22日、微信(WeChat)で日本語学習情報を配信する「滬江日語」のアカウントが伝えた。
今月2日から愛奇芸(iQIYI)などの動画サイトに配信された中国のドラマ「不負時光(Standing in the Time)」は、ファッション雑誌の編集者に憧れる若いインターンの女性が自らの夢に向かってまい進していくという物語だ。
しかし、同作の粗筋に加えて、作中の数多くの場面設定が2016年10月から12月まで日本テレビ系で放送された石原さとみ主演の「校閲ガール」とうり二つだった。
滬江日語のアカウントは、2作品からいくつかのシーンを抜粋した上で、「『不負時光』では原作をもじった奇妙な改変が数多く行われている」「配役や衣装、演技力などに関して原作に劣っている」「レビューサイトの豆瓣(douban)では、(10点中4点という)それほど楽観的でないスコアが付けられている」などと紹介した。そして、「これ(『不負時光』)は完全に『校閲ガール』のリメーク作品だろう」と結論づけた。
しかし、主役を演じた女優の安悦渓(アン・ユエシー)はドラマの公開に先立ち、ある番組内で「不負時光」のリメーク説を完全否定していた。安はあるネットユーザーから「ドラマ『校閲ガール』をリメークして大女優の石原さとみに挑戦するようですが、バッシングは怖くないのですか?」という質問を受けた際、けげんな表情をした後に、「ここではっきりと声明を出させていただきます。私たちが撮っているのはリメイクでなく、全く新しい作品です。みなさんには2作品を並べて議論するようなことがないようにお願いします」などとコメントしていた。
滬江日語はこれを受け、「ここまで設定が酷似しているのにリメークでないなら、それはもはや“パクリ”じゃないか!」と指摘。「きっと原作のリメーク権を買い取る際に問題が生じたのだろうが、どんな事情があるにしろ(パクリを)断固として認めようとしない態度は少しおかしくもある」とやゆした。
最後に、「確かに中国には日本のドラマを見る人が少ない。中国国内ではやっているドラマについて、大部分の人はそれがリメークやパクリかどうかなど気にしないし、面白ければそれでいいという人も多い。でも、果たして本当にそれでよいのだろうか?」と問題提起した。(翻訳・編集/岩谷)
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